ありがとうございます。
阻害している要因を取り除いていくことで希望を持てる社会をつくっていくという認識での政策推進ということで、是非ともいろいろお支えをしながら、御期待申し上げたいと思っております。
その観点から、不妊治療について伺ってまいりたいと思います。
私自身、結婚後に男性不妊が分かりまして、保険適用の前に治療を経験した当事者であります。
令和四年度の保険適用は、その後、治療を受けられた方々のお声や、また、日本産科婦人科学会のデータを見ると、四十歳未満の体外受精、顕微授精などの治療周期数や件数、出生につながった実績が増加しており、改めて多くの方を救う政治決断だったと捉えております。
一方で、不妊治療の保険適用は、他の医療分野のように長年の診療報酬改定の積み上げで制度化されたものではなく、政治の決断で一気に進んだからこそ、適用後に見えた課題については丁寧に改善していく意識が重要だと考えております。
実際に、令和六年度改定の際はAMH検査や、クロミッド、黄体ホルモン剤など、有効な治療が一部使いにくいまま残されていた課題にも一定の改善を図っていただきました。
こうして、費用負担の軽減が治療へのアクセスを広げた成果がある中で、治療における時間との闘いという不妊治療特有の性質というものを踏まえると、この先は、いかに出生につながる治療の質自体を向上させられるか、その後押しが重要になるというふうに思います。これが私の課題意識でございます。
国際生殖補助医療監視委員会の国際比較によりますと、日本は採卵当たりの出産率が低く示されております。そして、不妊治療や生殖補助医療は、大学病院に症例や技術が集約されるがん医療等と異なり、急な採卵、当日のホルモン値判断、ラボ運用の特性などから、専門クリニックを含む現場の方に情報と技術が蓄積されている特徴があります。強い政策判断を伴った保険適用からの流れも踏まえまして、制度改革をする際にもこういった現場の知見を最大限活用できるように工夫する意識というのが必要ではないかと思っております。
そこで、まず先進医療について伺います。
保険適用当初に先進医療とされた技術については、令和八年度改定までで四年間が経過し、令和十年度改定に向けて、保険の導入、継続、終了の判断、これを進めていくべき段階にあると思います。既に海外では有効性が低く評価されている技術等も一部残っておりまして、技術進展が速い分野、かつ少子化対策については一年一年が勝負だからこそ、より速度感を持って、有効性、安全性が確認できたものについては保険収載へ、そして確認できないものについては見直しへと進めていくべきと考えますが、厚生労働省の見解をお伺いいたします。
102
大串正樹(自民)
次に、尾花瑛仁君。
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103尾尾花瑛仁(自民)
自由民主党、埼玉六区選出、尾花瑛仁でございます。
本日は、質問の機会をいただきまして、関係各位におかれましては、誠に心から感謝を申し上げます。どうもありがとうございます。
本日は、少子化対策としての不妊治療支援について伺ってまいりたいと思います。
初めに、津島内閣府副大臣、おいでいただきまして、希望出生率と希望がかなう社会づくりについてお伺いをさせていただきたいと思います。
政府は、希望する人が子供を持てる社会、そして希望出生率一・八の実現を掲げてきました。希望出生率は、平成二十六年のまち・ひと・しごと創生ビジョン以降、一・八が用いられてきました…
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104
津島淳(自民)内閣府副大臣
尾花瑛仁委員の問題意識にまず深い共感を覚えるものでございます。
少子化の主な要因としては、未婚化、晩婚化による婚姻数の減少と夫婦の子供の数の減少が挙げられております。その背景としては、若い世代の所得、雇用の問題、出会いの少なさ、子育てに係る経済的負担や精神的負担、仕事と子育ての両立の難しさなど、様々な要因が複雑に絡み合って、いわば壁のようになっております。
そのいわば壁、人々が結婚、出産、子育てを希望することを諦めている可能性となっているものを、結婚、子育ての希望を阻む要因として一つ一つしっかり対応し、子供を産み育てたいという希望を持ち、その希望が実…
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- (上の発言)
105尾尾花瑛仁(自民)
ありがとうございます。
阻害している要因を取り除いていくことで希望を持てる社会をつくっていくという認識での政策推進ということで、是非ともいろいろお支えをしながら、御期待申し上げたいと思っております。
その観点から、不妊治療について伺ってまいりたいと思います。
私自身、結婚後に男性不妊が分かりまして、保険適用の前に治療を経験した当事者であります。
令和四年度の保険適用は、その後、治療を受けられた方々のお声や、また、日本産科婦人科学会のデータを見ると、四十歳未満の体外受精、顕微授精などの治療周期数や件数、出生につながった実績が増加しており、改めて多くの方を救う政治決断だったと捉えております。
一方で、不妊治療の保険適用は、他の医療分野のように長年の診療報酬改定の積み上げで制度化されたものではなく、政治の決断で一気に進んだからこそ、適用後に見えた課題については丁寧に改善していく意識が重要だと考えております。
実際に、令和六年度改定の際はAMH検査や、クロミッド、黄体ホルモン剤など、有効な治療が一部使いにくいまま残されていた課題にも一定の改善を図っていただきました。
こうして、費用負担の軽減が治療へのアクセスを広げた成果がある中で、治療における時間との闘いという不妊治療特有の性質というものを踏まえると、この先は、いかに出生につながる治療の質自体を向上させられるか、その後押しが重要になるというふうに思います。これが私の課題意識でございます。
国際生殖補助医療監視委員会の国際比較によりますと、日本は採卵当たりの出産率が低く示されております。そして、不妊治療や生殖補助医療は、大学病院に症例や技術が集約されるがん医療等と異なり、急な採卵、当日のホルモン値判断、ラボ運用の特性などから、専門クリニックを含む現場の方に情報と技術が蓄積されている特徴があります。強い政策判断を伴った保険適用からの流れも踏まえまして、制度改革をする際にもこういった現場の知見を最大限活用できるように工夫する意識というのが必要ではないかと思っております。
そこで、まず先進医療について伺います。
保険適用当初に先進医療とされた技術については、令和八年度改定までで四年間が経過し、令和十年度改定に向けて、保険の導入、継続、終了の判断、これを進めていくべき段階にあると思います。既に海外では有効性が低く評価されている技術等も一部残っておりまして、技術進展が速い分野、かつ少子化対策については一年一年が勝負だからこそ、より速度感を持って、有効性、安全性が確認できたものについては保険収載へ、そして確認できないものについては見直しへと進めていくべきと考えますが、厚生労働省の見解をお伺いいたします。
106間間隆一郎厚生労働省保険局長
お答えいたします。
令和四年の不妊治療の保険導入の時点では、エビデンスが不十分とされた不妊治療の技術のうち、将来的な保険適用の可能性があると評価されたものは、先進医療として保険診療との併用ができることになっておりまして、現在、十二技術が認められてございます。
先進医療の各技術については、一般論として、先進医療会議において各医療機関からの定期的な実績報告を基に、有効性、安全性等の観点から、継続の可否及び保険適用について検討しております。委員おっしゃるように、適用すべきものは適用するべきで、そうでないもの、見切りがつけば、それは削除するということでござい…
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107尾尾花瑛仁(自民)
是非とも進めていただきたいと思います。
先進医療と申しますと、一般的に、一般の患者さんからすると、何か進んでいる医療だという印象を持ちがちだと思いますので、その辺りもしっかりと精査していただきながら、患者にも分かりやすい形での御説明をお願いしたいと思っております。
不妊治療については、卵巣刺激、採卵、培養、移植の方針と技術で、その結果は大きく変わります。私自身も、治療の途中で転院を経験しまして、その変化を感じまして、また、その後、知人の相談に対して転院を勧めた結果として、妊娠、出産に至ったケースというのを複数見てまいりました。これはもちろん個人的経験…
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108間間隆一郎厚生労働省保険局長
お答えいたします。
まず、医療技術全般について、ストラクチャーで評価するのかとか、あるいはアウトカムで評価するのかとか、そういう議論がずっとございまして、いずれにしても、その辺りもエビデンスに基づいて議論していくことが必要だと思っております。
今委員から御指摘のありました令和四年四月に保険適用された不妊治療につきましては、先ほどのような先進の話ではなくて、中に入ったものについて、従来の特定治療支援事業を設けた際の考え方や当時の医学的知見を踏まえつつ、中医協で議論が行われまして、不妊治療に係る医療技術等として、一般不妊治療管理料を始めとする各種管理料、…
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