小島美里特定非営利活動法人暮らしネット・えん代表理事

2026年5月20日・第221回国会 衆議院 厚生労働委員会 第10号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 50 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 100 発言)

ありがとうございます。

本当に、四月に少しだけの昇給の手続をするとき、とても悲しいです。こんなお給料しか払えないのか、しっかり働いてくれて、資格も取っている人たちに、世の中、ほかの職種に就けば、本当に月額十万から高い仕事に就けるのに、しかし、こんなに世の中に役に立っている仕事はないはずなのにという思いがしております。

やはり、先ほどの、八万円の差を何とかしなければいけない。これは本当に全力で取り組んでいただきたいと思いますが、とてもおかしなことが起きております。私ども、努力しまして、最も高位の処遇改善加算を取らせていただいているんですけれども、それで取ったものを処遇の改善に全部使っていく。お給料は上げることができています。ところが、本体は赤字です。普通の世の中の会社であり得るでしょうか。賃金は上げたのに、法人全体が赤字。これは構造的な問題です。

二十六年間、基本報酬が上がっていない。加算だけで何とかしてきている。その結果、昨今の物価の高騰ですとかその他の問題で赤字が発生する。私どもも、昨年はほかのことでちょっと赤字を免れたんですが、実質的には赤字、三年間赤字です。これが続いていくと非常に厳しいというふうに思っていますけれども、本当にこういう全ての、トータルな問題をどうか改善をしていただかないと、現場から人はいなくなる、介護事業所がなくなる。

訪問介護は実は増えているんです。実は併設型の訪問介護なんですね、いわゆる有料老人ホーム、サ高住についている。そこは非常に収益率がいいんです。うちのヘルパーがこの暑いときに自転車に乗って町の中を動いているときに、階段を上ったりエレベーターを使ったり、冷房の利いたサ高住の中で一日六軒、七軒行ったって、こちらの三軒、四軒よりもずっと楽なわけなんですよね。そういうことに手がつけられていないという矛盾、皆さん知らないんです。

是非、こうした問題についてきちんと手をつけていただきたいとお願い申し上げます。

ありがとうございました。

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