牧野俊一 (参政党)

2026年6月17日・第221回国会 衆議院 経済産業委員会 第14号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 181 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 232 発言)

ありがとうございます。

そうすると、山間部とか、あるいは遠いところにメガソーラーとか風力発電がどんどん増えていくと、一般送配電事業者からすると、メンテナンスのコストがどんどん上がっていくということになると思います。

国民は、既にFIT、FIPに伴う再エネ賦課金を負担していますし、さらに、再エネの変動を補うために、休止、低稼働の火力発電を維持するための容量拠出金というものも負担しております。加えて、山間部の再エネ接続のための送配電網維持費というものが最終的に託送料金に上乗せされてきますと、需要家から見れば三重の負担増ということになってしまいます。

再エネの導入を進めるという場合でも、発電事業者の採算だけではなくて、系統整備とかバックアップ火力、出力抑制、災害対応、そして最終的な廃棄と撤去まで含めた総コストで比較しないと、なかなか国民の負担というものを過小評価してしまうおそれがあると思います。

ここで、このお配りした資料の裏面、資料二と書いてあるところを御覧ください。

こちらは、二〇四〇年の試算ということで、三つの想定ケース、この青いグラフの色が違うもので、右側のところにA、B、Cと書いていますが、それぞれ変動する再エネ、つまり、風力と太陽光の割合が四割、五割、六割というケースで、今お話ししたような災害対応とか撤去とか、あるいはバックアップ火力のための維持費とか、いろいろな系統整備とか、そういった統合コストを加味したときに、それぞれの発電方式のキロワット当たりの発電コストがどうなるかというのをシミュレーションしたものになります。

このグラフの中のグレーの線で書いてある部分、これが、シンプルにその発電方式で発電したときのキロワット当たり幾らかということになるんですけれども、例えば一番左の事業用太陽光、本来、その単体で見れば、キロワット当たり八・五円というところのものが、変動再エネ容量が四割、五割、六割と増えていくと、最終的に、六割のケースでは三十六・九円まで高くなってしまうというふうな試算です。

ここまでいくと、ほかのどの電源種よりもコストが高いということになってしまいますので、現状の、二〇四〇年における今の第七次エネルギー基本計画におきましては、太陽光は想定二三から二九%、そして風力と太陽光を合わせて約三、四割というところになりますので、このシミュレーションでは一番左側のAケースということにはなりますが、それでもやはり、統合費用というところで見ると、単体で見る発電コストよりは大分上振れてくると。

最終的に、統合コストというところを考えて電源構成というものを考えていかないと、需要家負担がどんどん一方的に増えていってしまうというおそれがあると思いますが、今後、この政策を決定していく上で、統合コストをどのように政策判断に使っていくのか、最終的にここをどう加味しながら考えていくのかという方針について、大臣のお考えをお願いいたします。

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