地産地消型の、地域分散型の電力システムの方が効率的ではないかというふうにお聞きになったというふうに理解しておりますけれども、これは確かに、例えば人口が減っていく中でなぜ大きな発電所が要るのかとか、いろいろな見方があるというふうに思っています。ただ、基本的に、電力のシステムというのは、ネットワークがあって供給されないとですが、いろいろな不具合が起きる。
例えば、去年ドイツのある村に行きまして、そこは再生可能エネルギーだけでその村の電気を供給しているところですけれども、これは世界的に有名なところですけれどもね。でも、それで何かあったときのためにそこには何があるかというと、ネットワークがつながっている。必ずそうなんですね。しかも、再生可能エネルギーですから結構高いんですけれどもね。要するに、値段を下げるとか、アベーラビリティーとか、安定供給というと、必ずネットワークが必要になります。
まあ、そうはいうものの、おっしゃるように、例えば、データセンターができるところに電源を造ればいいじゃないかということがありますけれども、さっき申し上げたGXの戦略地域の中にこういう提案があったんですね、原子力発電所の脇にデータセンターを造ればいいじゃないか、こういう話です。それはそれで結構なんですけれども、地域の分散型の電気がぽつぽつぽつぽつ出てくるのはそれはそれでもいいんですけれども、ああいった大きな電気を使う施設と電源が一緒になってしまうと、ネットワークの維持がなかなか難しくなる。
これは冗談ではなくて、ネットワークというのは全体で支えるのであれだけの、あれだけでもそれは高いと言われるとあれですけれども、白銀さんに怒られちゃうけれども、ネットワークの送電コストというのは、それが維持できているわけですよね。そこに、でっかい工場ができて電気をいっぱい使うのでネットワークにはもう通しませんということになると、ネットワーク自体が駄目になるんですね。これはなかなか、今の電力システムでは難しいことだというふうに思っています。
これもいい例かどうか分かりませんけれども、ガスなんかだともうちょっとネットワークは小さいので、ガスで、大きな工場があって、ガス事業者さんではなくて別の事業者さんがガスを持ってきて、工場に直接そのガスを提供した方が効率的じゃないか、こういう話がある。それをやると、ガスのネットワークの全体のガス量も減るんですよね。そうすると、ガスを使っている人のコストが上がる、そういう仕組みになって、これは二重導管問題と言うんですけれども。
そういう形で、ネットワーク全体を使いながらというのが大前提であると私は思っていまして、その中で、地域のものとか、これは安全保障上もといいますか、地域の災害的にも地域分散というのは必要かなというふうに思っていますけれども、そういう組合せではないかなというふうに思っています。
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東徹(維新)
時間になりましたので、以上で終わらせていただきます。どうもありがとうございました。
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工藤彰三(自民)
次に、鈴木義弘君。
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鈴木義弘(国民)
おはようございます。国民民主党の鈴木義弘と申します。
電力の関係者にお話を聞くと、うちら電力事業者は電気しか売るものがないんだと。言われてみれば、そうなんですね。送電事業者も、電気を通すことで得られる利益、使ってもらうから、そこでもらう。新電力も同じですね。だから、商売と言ったら失礼かもしれませんけれども、事業をやる方からしたら、そこに投資をしてもうかるかもうからないか分からないところに投資をする人はいないんですよね。
これが前任の方も質問した、十五年間、電力事業改革、私も十年前に、電気事業法の改正のときに質問にも立ちましたけれども、あれからまたいろ…
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- (上の発言)
46山山内弘隆一橋大学名誉教授
地産地消型の、地域分散型の電力システムの方が効率的ではないかというふうにお聞きになったというふうに理解しておりますけれども、これは確かに、例えば人口が減っていく中でなぜ大きな発電所が要るのかとか、いろいろな見方があるというふうに思っています。ただ、基本的に、電力のシステムというのは、ネットワークがあって供給されないとですが、いろいろな不具合が起きる。
例えば、去年ドイツのある村に行きまして、そこは再生可能エネルギーだけでその村の電気を供給しているところですけれども、これは世界的に有名なところですけれどもね。でも、それで何かあったときのためにそこには何があるかというと、ネットワークがつながっている。必ずそうなんですね。しかも、再生可能エネルギーですから結構高いんですけれどもね。要するに、値段を下げるとか、アベーラビリティーとか、安定供給というと、必ずネットワークが必要になります。
まあ、そうはいうものの、おっしゃるように、例えば、データセンターができるところに電源を造ればいいじゃないかということがありますけれども、さっき申し上げたGXの戦略地域の中にこういう提案があったんですね、原子力発電所の脇にデータセンターを造ればいいじゃないか、こういう話です。それはそれで結構なんですけれども、地域の分散型の電気がぽつぽつぽつぽつ出てくるのはそれはそれでもいいんですけれども、ああいった大きな電気を使う施設と電源が一緒になってしまうと、ネットワークの維持がなかなか難しくなる。
これは冗談ではなくて、ネットワークというのは全体で支えるのであれだけの、あれだけでもそれは高いと言われるとあれですけれども、白銀さんに怒られちゃうけれども、ネットワークの送電コストというのは、それが維持できているわけですよね。そこに、でっかい工場ができて電気をいっぱい使うのでネットワークにはもう通しませんということになると、ネットワーク自体が駄目になるんですね。これはなかなか、今の電力システムでは難しいことだというふうに思っています。
これもいい例かどうか分かりませんけれども、ガスなんかだともうちょっとネットワークは小さいので、ガスで、大きな工場があって、ガス事業者さんではなくて別の事業者さんがガスを持ってきて、工場に直接そのガスを提供した方が効率的じゃないか、こういう話がある。それをやると、ガスのネットワークの全体のガス量も減るんですよね。そうすると、ガスを使っている人のコストが上がる、そういう仕組みになって、これは二重導管問題と言うんですけれども。
そういう形で、ネットワーク全体を使いながらというのが大前提であると私は思っていまして、その中で、地域のものとか、これは安全保障上もといいますか、地域の災害的にも地域分散というのは必要かなというふうに思っていますけれども、そういう組合せではないかなというふうに思っています。
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鈴木義弘(国民)
何を申し上げたいかといったら、ある企業のために私たち個人の家庭がそれを負担しなくちゃいけないという。ネットワークを否定しているわけじゃないんですね。
だから、出てくるんだったら、それと一緒に、新電力じゃないけれども、発電をしてもらうところを造って、そこに不測の事態のときにはネットワークから電気を供給できるような仕組みをつくればいいだけの話で、そこのところが今回の法律の中では、スマートグリッド、地産地消という言葉が全然出てこないんですね。
だから、それはなぜそうなのかということなんですけれども、送配電の担当をされている白銀参考人にお尋ねするのはちょっと…
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48白白銀隆之一般社団法人送配電網協議会会長/関西電力送配電株式会社代表取締役社長
どういう立場でお答えするのか、なかなか難しいところでありますけれども、先ほど山内先生からあったように、いわゆる送配電の、我々は電力系統、電力システムと呼んでいますけれども、これは、個別の要素だけで見るのではなくて、全体の最適という観点で設備設計、設備形成をしております。
これは何を意味するかというと、常時にどれだけの電気が流れるかというのは、これはまずファーストステップとして検討します。そして、事故時、送電線が止まる、あるいは大型発電所が停止する、そういったときに、その電気がどこから流れてくるか、そういったものを事故時シミュレーションを重ねながら、その…
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49香香月有佐ENEOS Power株式会社取締役副社長執行役員
地産地消というのは非常に重要な視点だと思います。
ただ一方で、大規模な系統整備というものは、電力システム全体の安定を図るという意味でも重要なことだと思いますので、当然、例えばデータセンターを造られる方で、日本以外で造られる方も、当然、データセンターに直接直づけするような、発電所もセットで造られるというようなハイパースケーラーもたくさんいますので、そういったビジネスモデルもあるのではないかなというふうには思いますけれども、ただ一方で、分散した電源を全体でネットワークで上手に使っていくという意味でいうと、やはり系統の整備というのも重要になってくるのかなとい…
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