濱口伸明神戸大学経済経営研究所教授

2026年4月24日・第221回国会 衆議院 経済産業委員会 第6号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 50 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 84 発言)

私は、AIは地方のエッセンシャルサービス供給には一つの福音になる可能性があるというふうに考えています。

例えば一例を挙げますと、地方の小さなスーパー、小売店、ここでどのような品ぞろえをするか、そして売った後の会計管理をどうするか、そういったところをAIに任せるという考え方があります。

例えば、そこの地域の需要を細かく見ていきますと、おしょうゆが、例えばお刺身はこのしょうゆ、目玉焼きだったらこういうしょうゆとかと、しょうゆを使い分けるような、そういう文化があった場合に、非常に、住民の数は少ないんだけれども、スーパーのしょうゆの棚の充実が物すごくたくさんの種類があるようなところがあるというふうに聞いています。

そのような需要の動向をリアルタイムで予測することによって、品ぞろえを充実させていって、必要なサービスを提供していくというようなこと、そして、売った後の会計の管理、もちろん、従業員を雇うような余裕がない場合に、そういった機能を任せることができます。

しかし、エッセンシャルサービスは、最後は対人接触でございます。ここのところはやはり対人スキルが必要で、特に、地方の高齢者に対面して多様なサービスを供給するような事業者の場合には、最後の対人スキルのところを磨く必要がございます。

ですから、そのようにAIを使いながら、やはり対人スキルを持って質の高いエッセンシャルサービスを供給していくこと、これは経済産業省ではアドバンストエッセンシャルサービスという言い方をしているようですけれども、そのネーミングが正しいかどうかは別として、そのような方向に進むことによって、人口減少の地方で質の高いエッセンシャルサービスを供給することが可能になるのではないか、そういう意味で福音というふうに申し上げました。

以上です。

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