峯村健司一般財団法人キヤノングローバル戦略研究所上席研究員/北海道大学公共政策大学院客員教授

2026年4月24日・第221回国会 衆議院 経済産業委員会 第6号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 49 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 84 発言)

鈴木先生、御質問ありがとうございます。

AIに振り切っているところの国でいうと、やはり中国が挙げられます。中国政府の場合は、ある意味、産業構造を完全にAIに全振りしていると言ってもいいぐらいですね。どんどん進めている。ところが、その副作用として何が起きているかというと、失業率の増加なんですね。ここに本当に苦しんでいる。中国は独特の体制もありますので、そこの部分はもう、ある意味、蓋をする形でAIの全振りに行っている。なかなかこれは日本では難しい。両立というのがやはり重要である。

じゃ、片や、アメリカで何をやっているかというと、トランプ政権、まさに製造業の復活であると言っている。もちろんAIをやりつつも、製造業の復活であると言っている。

日本というのはその中間的な立場だと思って、中間というか、いいポジションに私はいると思っています。やはり日本の製造業というのは、まだかなり残っている、復活もできる、素地が残っている、エネルギーも技術も残っているんだろうというふうに見ています。

一つ、ちょっと例を挙げると、先日、台湾に行ってきて、台湾の半導体業界の方々に講演する機会をいただきました。終わった後の会食の中で聞かれたのは、今TSMCが熊本に進出した、ところが、行ってみたら、どうなっているんだ、かつての半導体王国のたくみの技を持った技術者がたくさんいると思ったら、もういないじゃないですかというふうに、驚きを持って皆さんはおっしゃっていました。

やはりこの辺り、この半導体も含めて、AIになかなかカバーできない部分というと、まさに、製造業の中でも唯一無二の技術とかというところというのが、非常に私は今後より重要になってくるんだろうというふうに考えています。なので、この辺りをしっかりと国として、政府としても把握をした上で、その辺りを日本の強みとしてバックアップしていくというようなことが必要ではないかというふうに考えております。

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