今井絵理子 (自由民主党)

2025年12月12日・第219回国会 参議院 予算委員会 第5号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 364 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 446 発言)

ありがとうございます。

国旗と国歌というものは、国民のアイデンティティーのあかしとして重要な役割を果たしていると考えています。聞こえない方々にとっても、同じように、日本人たるアイデンティティーのあかしというものが必要だと思いますので、また今後更に検討をしていただき、次回は前向きな回答が得られるよう、私自身も勉強を重ねてまた提案ができるようにしていきたいと思っております。

次の質問に入ります。

手話といえば、総理の地元奈良県の奈良県立ろう学校の生徒さんたちが国会見学に来られた際、私も手話で交流させていただきました。彼らの瞳は未来への希望できらきらと輝いていました。あの真っすぐな希望に、私たちは結果で応えなければいけないと考えています。今日は、まずその思いをしっかりここで共有させていただきたいと思っております。

手話を言語として社会全体で守り育てていくためには、思いだけでは足りません。やはり法律としての後押しが必要です。

本年六月、手話に関する施策の推進に関する法律、いわゆる手話施策推進法が施行されました。この法律は、超党派の障害児者の情報コミュニケーション推進に関する議員連盟で議論を重ね、議員立法として成立され、衆参両院で全会一致で可決、成立したものです。この予算委員会で見ると、共産党の大門先生、また伊藤孝恵先生にも大変お世話になりました。私は、この議連の事務局長を務めさせていただきました。当事者の皆さんが長い年月を掛けて積み重ねられたこの思いがようやく一つの形になったと、私はそう受け止めています。

この法律によって、生まれたときから切れ目なく手話が言語として尊重される社会の実現に私たちは一歩踏み出すことができました。今回の法律作りでは、手話に関する五つの権利がうたわれています。手話を獲得する、手話を学ぶ、手話で学ぶ、手話を使う、手話を保存する、この五つを守るための仕組みを条文として位置付けました。

さらに、この法律は、国と自治体の責務を明確にした新しい法律でもあります。デフリンピックの開会式では、高市総理からもこの法律について御紹介をいただきました。ありがとうございます。日本が手話を言語として尊重する国であるというメッセージを世界に向けて発信していただいたことに深く感謝を申し上げます。

では、質問に入ります。

この手話施策推進法では、子供たちの育ちと教育を真ん中に、そして未来を見据えた内容を丁寧に盛り込みました。特に、聞こえない、聞こえにくいお子さんを育てる親御さんにとって、できるだけ早期に適切な療育や支援につながることはとても重要です。なぜかといえば、それがその子供の言語発達や家族のコミュニケーションの在り方に真っすぐ直結していくからです。手話施策推進法でも、こうした問題意識に立って、早期からの情報提供、療育との連携、そして手話で育てるという選択肢を広げていく、きちんと保障していくための規定が設けられています。

そこで、こども政策担当大臣にお尋ねいたします。

乳幼児期からの言語、コミュニケーション支援の重要性を踏まえて、手話を必要とする子供とその家族が早期から切れ目なく手話に触れられる環境整備をどのように進めていくのか、今後の強化策なども聞かせてください。

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