小池晃 (日本共産党)

2025年11月13日・第219回国会 参議院 予算委員会 第2号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 259 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 289 発言)

総理は上限規制の意味を取り違えていらっしゃると思う。上限規制というのは、できるだけ長く働かせるということじゃないんですよ。

これ、上限規制を決めたとき、この議論があったとき、安倍元首相が国会で何と言ったか。労使は上限までの協定締結を回避する努力を図る、可能な限り労働時間の延長を短くする、これが趣旨だと答弁しているんですよ。上限まで働け働けという話じゃないんです。だから、労使で合意して上限下げればそれでいいんです。それが趣旨なんです。

それからもう一つ、労働者の選択が前提だとおっしゃった。しかし、圧倒的な力関係の違いがあるわけですよ。そういう中で、だから労働基準法というのは罰則も伴う強行規定で成り立っているわけです。命守るためにはそれが必要なんですよ。労働者の選択だなんて言い出したら、際限のない長時間労働になる。

日本の労働基準法、一日八時間ですが、いわゆる三六協定などでこれ延長が、例外規定がある。その上、裁量労働制、変形労働制、残業代ゼロ、もう次々と労働時間を拡大する法律が、サービス残業も横行している。そして、長時間労働の下で過労死蔓延しているわけですよ。この五年間増え続けているわけですよ。過去最多ですよ。精神障害は本当に激増しているわけですよ、六年連続。

総理は、過労死に至るような残業をよしとはしないと。当たり前じゃないですか。問題は、どうしたら過労死を生まないような労働環境をつくるかなんですよ。そういう中で規制緩和するなんて、私は論外だと思います。労働時間の短縮こそ必要だと思う。いかがですか。

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