各国が、自国内への戦略分野の投資を促すなど、産業政策を活発化させています。そうした中で、強い経済の実現のためには、我が国も供給力の強化や輸出拡大も含めた経済産業政策や成長戦略の重要性が高まっていると思っています。
経済安全保障の観点からは、レアアースや半導体等の重要物資のサプライチェーンが特定の国へ過度に依存しないように、サプライチェーンの強靱化、多様化を図ってまいります。
また、国内投資を促進するため、先週二十一日に閣議決定された総合経済対策に基づき、AI、半導体、あるいは量子、バイオ、航空、宇宙、エネルギー、GXなど、戦略分野を中心とする成長投資を強力に促進をしてまいります。国内における高付加価値型の設備投資を促進するため、戦略分野への予算措置や大胆な設備投資減税の創設に向けて、関係省庁と調整を進めていくこともいたします。
輸出拡大を含む海外展開支援のため、成長著しいグローバルサウス諸国との連携強化による市場の取り込み、地域を支える中堅・中小企業の海外展開を支援してまいります。
これらの多角的な政策を講じることにより、日本企業の競争力を高め、強い経済を実現してまいりたいと考えております。
108平平岩征樹政府参考人など
構造的課題を把握をして一つ一つ対応していくということが重要と思いますので、是非進めていただきたいと思います。
次に、国際競争力とサプライチェーンの強靱化について伺います。
七月から九月期は、輸出も前期比一・二%のマイナスとなって、外需が成長の足を引っ張る形となりました。その背景には、御存じのように、世界的な景気減速に加え、米国における関税引上げなどの地政学リスク、貿易摩擦の影響が日本産業にもいよいよ顕在化し始めているのではないかとの指摘があります。
経産省として、この米国関税引上げ等の影響が業種別にどの程度顕在化しているのか、定量的、具体的にどのよ…
この発言のページ
109田田中一成経済産業省大臣官房審議官
お答え申し上げます。
米国の関税引上げの影響ですけれども、統計分析から得られるマクロな定量情報は、様々な要因がその数値に影響を与えることから、米国関税措置の影響のみを抽出することは困難でありますので、個別の企業から得られる定量的、定性的な情報も得ていくことで影響の全体像をできるだけ把握していくことが重要と考えております。
その上で、輸出入の現状を示す貿易統計によりますれば、二〇二五年四月から直近の十月の対米輸出の総額は前年同期比で九・二%減少しております。中でも自動車の対米輸出については、前年同期比で輸出額が二〇・六%減少となっております。また、自動…
この発言のページ
110平平岩征樹政府参考人など
こうした地政学リスクが高まる中で日本企業が国際競争力を維持強化していくためには、なかなか従来の取組では不十分ではないかと思っています。
経済産業省として、サプライチェーン強靱化、国内投資促進、そして海外展開支援、これに今後どこまで踏み込んで具体的かつ強力な支援策を講じていくお考えか、是非大臣の答弁をお願いします。
この発言のページ
- (上の発言)
111
赤澤亮正(自民)経済産業大臣・内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構)
各国が、自国内への戦略分野の投資を促すなど、産業政策を活発化させています。そうした中で、強い経済の実現のためには、我が国も供給力の強化や輸出拡大も含めた経済産業政策や成長戦略の重要性が高まっていると思っています。
経済安全保障の観点からは、レアアースや半導体等の重要物資のサプライチェーンが特定の国へ過度に依存しないように、サプライチェーンの強靱化、多様化を図ってまいります。
また、国内投資を促進するため、先週二十一日に閣議決定された総合経済対策に基づき、AI、半導体、あるいは量子、バイオ、航空、宇宙、エネルギー、GXなど、戦略分野を中心とする成長投資を強力に促進をしてまいります。国内における高付加価値型の設備投資を促進するため、戦略分野への予算措置や大胆な設備投資減税の創設に向けて、関係省庁と調整を進めていくこともいたします。
輸出拡大を含む海外展開支援のため、成長著しいグローバルサウス諸国との連携強化による市場の取り込み、地域を支える中堅・中小企業の海外展開を支援してまいります。
これらの多角的な政策を講じることにより、日本企業の競争力を高め、強い経済を実現してまいりたいと考えております。
112平平岩征樹政府参考人など
それでは次に、大臣が所信の中で全力で応援するとされています、中小企業の生産性向上と賃上げ促進についてお伺いします。
経産省はDX、GXへの投資促進を掲げていますが、現場では、積極的にIT、省エネ投資が進む企業と手が回らない企業に分かれています。特に中小零細企業においては、各種支援制度の利活用がそもそも不得意、不得手なところが少なくありません。
日本経済の地力を高めるためにも、中小零細企業にそうしたDX、GX投資を、その果実を享受してもらう必要があると思いますが、こうした取り残されている、この表現が適切かどうか分かりませんが、がどれくらいいると認識して…
この発言のページ
113山山崎琢矢中小企業庁経営支援部長
お答え申し上げます。
委員御指摘のとおり、資金さらには人材の不足を背景にしまして、デジタル化、さらにはGX、省エネへの対応が遅れている中小企業、小規模事業者の方々は存在するということは認識しております。こうした課題に対応するため、様々な施策を講じているところであります。
例えば、デジタル化の支援におきましては、中小企業、小規模事業者の方々の生産性の向上を目的としまして、DX化の推進、さらにはAIの導入、そういったものを支援するIT導入補助金、こういったものを措置しております。
一方で、今委員から御指摘がありましたように、そうした補助金による支援を講…
この発言のページ
114平平岩征樹政府参考人など
私も以前、中小企業のコンサルをやっておりましたが、なかなかそういう届かないところがやはりあると思うので、そこをプッシュ型、またおっしゃった伴走型で是非御支援いただければと思います。
次に、米国関税の上昇、エネルギーコストの高止まり、物流コストの増加など、様々なコストプッシュの要因が中小企業の賃上げ原資を圧迫しています。
実質賃金プラスを達成するためにも、政府として中小企業の賃上げ原資の確保を後押しする、これは追加的な施策が必要だと考えますが、大臣、具体的な考えをお伺いいたします。
この発言のページ