森本英香早稲田大学法学部教授

2025年2月19日・第217回国会 参議院 資源エネルギー・持続可能社会に関する調査会 第3号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 38 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 93 発言)

二つちょっと申し上げたいんですけど、物事をやるとき、私は、済みません、大学で授業教えているものですから、よく水俣病の例を取るんですけれども、水俣病が発生したときに、あれが水銀のせいじゃないという議論は結構あったんです。それをもって、実を言うと、水俣病の解決はすごく遅れたというのはございます。

だから、そういうためにする議論というのをどうやって温暖化の問題でクリアするかというのは、実は温暖化問題が起きたときにすごく考えられまして、IPCCという組織はそのためにつくられました。

IPCCはいろんな意見があります。つまり、水蒸気の問題じゃないか、太陽の黒点じゃないか、いろんな意見を全部集めて、要するに偏った意見にならないように集めて、そこでしっかりオープンな議論をして、そして温暖化の影響というのを報告書で示しているということであります。そういう言わば科学的なところをどうやってきちっと押さえるかというのはもうこういう環境問題ではとても大事で、そこの工夫は温暖化ではなされているというのは一つであります。

それからもう一つは、これはどういうふうに温暖化対策を進めるかといったときに、先生がおっしゃったように、日本にとってプラスになるように考えるというのはとても大事なことで、そのために今進めているのが温暖化対策と経済成長をどうやってリンク進めていくかと、これがポイントだと思います。

つまり、温暖化対策で日本が滅びるように進めるというよりは、これを機会に日本が成長するように、あるいはもっと言うと、日本の技術が世界に展開していって、日本の言わば成長モデルになっていくようにするというのを今チャレンジしているわけでありまして、それはそういう考え方で進めるのがとても重要なことなんじゃないかというふうに私は思います。

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