そうですね、例えば制度の側からすると、一番の大きな課題はやっぱり個人情報の問題です。
これ、それぞれが互助会ですから自主的に参加しているわけですけれども、ここに第三者が入ってきたとき。相対の関係では成り立つんですね、個人情報の問題というのは。しかし、そこに例えばお医者さんが入ってきたと。医師が持っている情報を例えば我々互助会サイドが、済みません、先生、この人どうなっていますかと言った瞬間に、家族ですかという、ここで止まります。よほどその医師と、その三者の中で日常的な関係性ができていればそれも何とかなるんですが、しかしありません。
けど、一方で、病院サイドは、これはよく入れ歯問題と言われる問題で、入院の制度はある、そこに関わる専門家はいる、でも、入れ歯忘れたから取ってきて、誰がするのかという、これが身寄り問題に象徴される問題だと。まあ、何で入れ歯なのか、誰が決めたのかよく分からないんですけれども、入れ歯問題なんですね。そうなると、病院は個人情報は出さないけれども、入れ歯は取ってこいという、入れ歯持ってきてくださいというオーダーはうちに来るんですね。この個人情報の問題に関してが一つ。
それと、住宅に絡む問題としては残置物ですね。
御存じのとおり、今回、法改正で少し変わりましたけれども、賃貸借契約は債務契約なので、これは相続されてしまいます。そうすると、オーナーさんは、その契約を打ち切るためには相続人を探して相続放棄してもらわなきゃならないという、この手続入るので、単に残置物の処分というだけじゃなくて、賃貸借契約自体も次の世代に相続されてしまう。
これ、全部家族単位で設計されているというのはそういうことなんですね。個人情報保護法も、家族がいるでしょう、だから家族には全て言います、でも赤の他人には言いません。相続に関しても、家族が相続するということが前提になっている。だから、残置物のテレビ一つ取っても勝手に捨てられないわけですね。
ですから、この家族単位で物を見てきた制度設計、個人情報、それから相続の問題等々、これは民法も含めてですね、これやっぱり大きく今から法律レベルで変えていかないと、多分、今の法律体系では、家族でやってくれというのは実は国が言っていることでもあるんです。法律がそうなっていますから、制度が。ここのところは、やはり私は国会議員の皆さんに、法律として、家族なき人たちが増えていく中でどう制度が使えるか、法律が使えるかというのは逆に御議論していただきたいというふうに考えています。
以上です。(発言する者あり)
34
三上えり(立憲)
ありがとうございました。
質問は以上です。
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35
福山哲郎(立憲)
河野義博君。
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36
河野義博(公明)
公明党の河野義博です。
三人の参考の皆さん、参考人の先生方、本当にありがとうございました。大変貴重なお話を聞かせていただきました。
まず、奥田参考人に伺います。
党のPTでもお邪魔をさせていただきまして、視察をさせていただきました。本当に長い間にわたる献身的なお取組に心から敬意を表します。
今日教えていただきました中の、資料の十九ページ目以降にありますこの家族機能の社会化、その家族機能をあえてつくっていくという取組に、私はこの方面の解決策の一つを見出したように思います。本当に貴重なすばらしい取組だと思います。お伺いをしていると、いいことばかりで、…
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- (上の発言)
37奥奥田知志認定NPO法人抱樸理事長
そうですね、例えば制度の側からすると、一番の大きな課題はやっぱり個人情報の問題です。
これ、それぞれが互助会ですから自主的に参加しているわけですけれども、ここに第三者が入ってきたとき。相対の関係では成り立つんですね、個人情報の問題というのは。しかし、そこに例えばお医者さんが入ってきたと。医師が持っている情報を例えば我々互助会サイドが、済みません、先生、この人どうなっていますかと言った瞬間に、家族ですかという、ここで止まります。よほどその医師と、その三者の中で日常的な関係性ができていればそれも何とかなるんですが、しかしありません。
けど、一方で、病院サイドは、これはよく入れ歯問題と言われる問題で、入院の制度はある、そこに関わる専門家はいる、でも、入れ歯忘れたから取ってきて、誰がするのかという、これが身寄り問題に象徴される問題だと。まあ、何で入れ歯なのか、誰が決めたのかよく分からないんですけれども、入れ歯問題なんですね。そうなると、病院は個人情報は出さないけれども、入れ歯は取ってこいという、入れ歯持ってきてくださいというオーダーはうちに来るんですね。この個人情報の問題に関してが一つ。
それと、住宅に絡む問題としては残置物ですね。
御存じのとおり、今回、法改正で少し変わりましたけれども、賃貸借契約は債務契約なので、これは相続されてしまいます。そうすると、オーナーさんは、その契約を打ち切るためには相続人を探して相続放棄してもらわなきゃならないという、この手続入るので、単に残置物の処分というだけじゃなくて、賃貸借契約自体も次の世代に相続されてしまう。
これ、全部家族単位で設計されているというのはそういうことなんですね。個人情報保護法も、家族がいるでしょう、だから家族には全て言います、でも赤の他人には言いません。相続に関しても、家族が相続するということが前提になっている。だから、残置物のテレビ一つ取っても勝手に捨てられないわけですね。
ですから、この家族単位で物を見てきた制度設計、個人情報、それから相続の問題等々、これは民法も含めてですね、これやっぱり大きく今から法律レベルで変えていかないと、多分、今の法律体系では、家族でやってくれというのは実は国が言っていることでもあるんです。法律がそうなっていますから、制度が。ここのところは、やはり私は国会議員の皆さんに、法律として、家族なき人たちが増えていく中でどう制度が使えるか、法律が使えるかというのは逆に御議論していただきたいというふうに考えています。
以上です。(発言する者あり)
38
福山哲郎(立憲)
河野君、挙手をお願いします。
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河野義博(公明)
制度面の問題点、非常に分かりやすく御説明いただきました。これはある意味立法府が決めることでもあろうかと思いますので、大きな御示唆をいただけたと思います。感謝申し上げます。
当事者同士はうまくいくんですか。
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40奥奥田知志認定NPO法人抱樸理事長
私は、家族機能の社会化という言葉を長く使ってきたんですが、最初の頃は、よく勘違いされたのは、これ養子縁組の話ですかみたいな、もう一気に従来の家族イメージで家族になろうと言っているんだというふうに。ただ、それは余りに漠としてイメージが伝わらないんですね。
ですから、この当事者同士のコミュニケーション、私、先ほど藤井参考人がおっしゃった、避難訓練は実は出会いの場所だとおっしゃった、それはすごい、ちょっとメモをさせていただきましたけれども、結局うちもそうなんですね。お葬式とか家族の行事ごとを一緒にすることでコミュニケートが深まるという。
例えば、お葬式はも…
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