立山良司防衛大学校名誉教授

2025年2月12日・第217回国会 参議院 外交・安全保障に関する調査会 第1号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 77 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 90 発言)

シリアもまたガザと、国ですから規模が違う状況で、大変な状況になっております。十数年にわたる内戦で破壊が行われていて、復興だけで二千億ドル以上掛かるだろうというような推定もございますし、国外避難の難民が六百万人ぐらい、国内避難民が七百万人ぐらい、人口の半分以上ということです。ですからこそ、何らかの安定が必要なわけですけれども、他方で、アサド政権が崩壊することによって、現在、力の真空状態といいますか、空白状態が起きたのも事実であって、それを誰がどう埋めるかというと、周りが今様々な形でその現在の非常に弱い移行政権に働きかけをしているというのが事実ですし、シリアの中でもまた様々な民族とか宗教、宗派の組織があって、分断支配を、シリアを、しているということですから、外からの介入に弱いという状況もあると思うんですね。

こういう中で、やはりおっしゃられたとおり、シリアというのは、非常に中東の中、特に東アラブ地域の中でシリアの安定というのは重要なことなわけですから、日本もまた既にその移行政権とは接触をしているようですけれども、どういう形で復興、復旧復興を支援していくのか、特に日本の場合には、お金を出すということもありますけれども、同時に、様々な人づくりとかそういうことに関しての支援を長期的な視点から行っていく、そういうような働きかけが必要なんじゃないかと思っております。

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