一月の三十日にイスラエルで二つの法が効果を発揮しまして、一つはイスラエル国内でUNRWAの活動を禁止する、この場合のイスラエル国内というのは東エルサレム、東エルサレムは占領地ですけれども、イスラエル側はもう自国領だと主張しているわけですね。で、東エルサレムを含むイスラエルと、及びそのイスラエル政府関係者、機関がUNRWAと接触することを禁止するというもので、そうすると、例えば占領地、ヨルダン川西岸でもいいですし、ガザでもいいですけれども、そこでUNRWAが活動をする場合に、その占領地に入っていくのにはイスラエル軍の許可がUNRWAのスタッフでも必要なわけです。しかし、イスラエル政府機関と接触できないということになれば、西岸での活動あるいはガザでの活動ができない。それは、支援物資を受け取ろうとしてもイスラエルの港に取りに行けない、許可も取れないというようなことになるわけです。
他方で、ヨルダン、西岸で例えばUNRWAは一万三千人のスタッフを擁していました。それは別に、いわゆる通常でいう国連職員というイメージじゃなくて、トラックの運転手さんから学校の先生から医療現場の看護婦さんとかお医者さんとか、もう様々です。そういう人々がいるからこそ、ある支援物資が届いてもそれをずっとディストリビュートできる、配給できるというシステムになっているわけです。これはほかの国連機関ではできません。ですからこそ、UNRWAの活動が非常に重要であるわけです。
今のところ、一月三十日以降、UNRWAの活動が西岸とガザでどこまで障害、ストップしているかというのはちょっと明確な情報を私は持っていませんけれども、この本当に一月三十日に発効した法律がきちんとイスラエル側が適用するのであれば、UNRWAの活動は非常に大きな障害を受け、それは更にそのガザの支援、復旧復興に大きな障害になると思います。
54
岩渕友(共産)
日本共産党の岩渕友です。
今日は、参考人の皆様、本当にありがとうございます。
ガザでの人道危機が深刻化し始めてから一年三か月余りたちますけれども、無差別攻撃によって少なくとも四万六千人以上の方が亡くなられて、負傷者は十万人を超えていると、九割が住まいを追われているということで、非常に深刻な状況になっていると思います。
現地で医療を提供して子供たちを支援している北海道パレスチナ医療奉仕団というところがあるんですけれども、そこの医師の方からお話を伺ったときに、環境破壊、人権破壊、あらゆる破壊で社会は崩壊が進んでいるというような実態をお聞きをして、一刻も…
この発言のページ
55越越智萌立命館大学国際関係学部准教授
ありがとうございます。
今の状況、特に国際法をめぐる状況についてまとめていただいたのかなと思いまして、それを背景にICCの役割ということなんですけれども、数多くあって、それをどういうふうにフレーミングして把握するかということですが、私のアプローチとしては、今回の意見陳述の冒頭にも申し上げましたように、刑事制裁という制度がもう一つ増えたということをまず認識するためにICCがあると。まあ、ちょっと本当は逆の関係であるべきだとは思うんですが、私たち、国際社会のことだと認識に少し時間が掛かるというか、ギャップがあるわけです。
その中で、一つの国の中での秩序を…
この発言のページ
56
岩渕友(共産)
ありがとうございます。
次に、立山参考人にお伺いするんですが、ガザへの支援や復興が求められている一方で、支援を続けるUNRWAの活動を禁止する法律がイスラエルで施行されました。
立山参考人はUNRWAの職員をされていたということなので、UNRWAが果たしている役割の重要性と、そのガザへの大規模な人道支援をすぐにでも再開するということが重要だというふうに考えるんですけれども、参考人の御所見を伺いたいと思います。
この発言のページ
- (上の発言)
57立立山良司防衛大学校名誉教授
一月の三十日にイスラエルで二つの法が効果を発揮しまして、一つはイスラエル国内でUNRWAの活動を禁止する、この場合のイスラエル国内というのは東エルサレム、東エルサレムは占領地ですけれども、イスラエル側はもう自国領だと主張しているわけですね。で、東エルサレムを含むイスラエルと、及びそのイスラエル政府関係者、機関がUNRWAと接触することを禁止するというもので、そうすると、例えば占領地、ヨルダン川西岸でもいいですし、ガザでもいいですけれども、そこでUNRWAが活動をする場合に、その占領地に入っていくのにはイスラエル軍の許可がUNRWAのスタッフでも必要なわけです。しかし、イスラエル政府機関と接触できないということになれば、西岸での活動あるいはガザでの活動ができない。それは、支援物資を受け取ろうとしてもイスラエルの港に取りに行けない、許可も取れないというようなことになるわけです。
他方で、ヨルダン、西岸で例えばUNRWAは一万三千人のスタッフを擁していました。それは別に、いわゆる通常でいう国連職員というイメージじゃなくて、トラックの運転手さんから学校の先生から医療現場の看護婦さんとかお医者さんとか、もう様々です。そういう人々がいるからこそ、ある支援物資が届いてもそれをずっとディストリビュートできる、配給できるというシステムになっているわけです。これはほかの国連機関ではできません。ですからこそ、UNRWAの活動が非常に重要であるわけです。
今のところ、一月三十日以降、UNRWAの活動が西岸とガザでどこまで障害、ストップしているかというのはちょっと明確な情報を私は持っていませんけれども、この本当に一月三十日に発効した法律がきちんとイスラエル側が適用するのであれば、UNRWAの活動は非常に大きな障害を受け、それは更にそのガザの支援、復旧復興に大きな障害になると思います。
58
岩渕友(共産)
ありがとうございます。
最後に、本当は全員にお聞きしたかったんですけど時間があるので、佐藤参考人にお伺いをするのですが、そのガザでの停戦の恒久化、復興につなげていくために重要だというふうに参考人がお考えになっていることについてお聞かせください。
この発言のページ
59佐佐藤丙午拓殖大学教授
必ずしもガザにおける平和構築の専門家ではございませんけれども、私がこれまでしてきた安全保障の議論から、の側から申し上げるとすれば、やはりそのガザ地区の中に再びハマスの戦闘員と呼ばれている人たちというのを入れないような保障をしていくというのが、イスラエルにとってもアメリカにとっても、またこれパレスチナ自体にとっても重要なのではないかなというふうに考えております。
ただ、先ほどラベンダーというAIのソフトを御紹介申し上げましたけれども、これは、イスラエルがハマスの戦闘員を含めた様々な情報をインプットして、その中で、誰がどこでどういうふうな活動をして、ハマス…
この発言のページ
60
岩渕友(共産)
以上で終わります。ありがとうございました。
この発言のページ