江藤拓 (自由民主党)農林水産大臣

2025年3月13日・第217回国会 参議院 農林水産委員会 第2号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 92 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 175 発言)

まずは、日本のものはおいしいから売れるんだという思い込みはまず駄目だということでございます。やはり、場合によってはその国が求めているものを作るということが必要だと思います。

例えば、リンゴなんかでいうと、ちっちゃい方がいいという国もあれば、でかい方がお祝い等で使っていいという国もあります。ナガイモなんかでも、日本だと長過ぎると駄目ですけれども、でっかい方が使いやすいという国もあります。サバなんかでいうと、小さいサバなんかは全く商品価値はありませんでしたけれども、東南アジアに出したら非常に売れるということがありますから、そのマーケットが何を求めているのか、やっぱり市場をしっかりつかむということ、そして、市場において、持っていきゃ売れるというものじゃないんで、そこに専門家がおりますけれども、しっかり人脈もつくり、マーケットもつくり、販路もつくり、その上でマーケットに入っていくということが非常に大事なので、まず物を作るということも大事でありますが、マーケットに対するアプローチというのもとても大事だと思っています。

そして、物を作るに当たっても、その輸出に即した産地をつくっていくということが大事です。

たまたま昨日、家に帰ってテレビつけたら、ハワイで安売りの殿堂がオープンしたと、名前は言いませんが、そこで熊本のイチゴとかいうのがもう飛ぶように売れている姿が昨日放送されていましたよ。もう何て甘いんだと、信じられないというのがハワイの住んでいる人たちの感想です。見ていて楽しかったですが。

ですから、これから先、私が五年前大臣やっていたときに五兆円の目標立てたんです。そのときはちょっとでかい目標だなと思いましたけれども、できないことはないんだろうというふうに思います。

それに、先ほど田名部先生から食品産業、食品の輸出の品目の度合いが多過ぎるという話もありましたが、ただ、国産の農産物の七〇%が原材料として引き受けていただいていますから、やはり食材としての農林水産品の輸出と製品としての農林水産品の間接的な輸出というもので五兆円は達成できる。

そして、インバウンドもとてつもない数で増えていますし、御参考までに申し上げますと、この十年間で、私も知らなかったんですが、海外でのレストランの数は十八万、何と三倍になったそうでございます。ということは、インバウンドで日本のおいしいものを食べた人が自分の国に帰ってもおいしいものを食べたい、しかし自分の国で食べたものはやっぱり日本のものとは違う、だったら日本から輸入したちゃんとした食材で提供してくれるレストランはないんだろうか、そうやって求めてくれれば、そこでまたマーケットが生まれるんだろうと思います。

様々な知見を集めることによって輸出目標を達成して、ひいては農家の手取り、収入を増やしていく努力をしていきたいと考えております。

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