れいわ新選組を代表し、いわゆるAI推進法案について、反対の立場から討論を行います。
反対の第一の理由は、人工知能戦略本部が政府の思惑どおりに機能し、我が国がAIで米中に肩を並べるようになることが、残念ながらイメージできないからです。
本法律案では、内閣に人工知能戦略本部を置くと規定し、内閣総理大臣を本部長として、全ての閣僚を本部員にすることになっています。しかしながら、これは最近の常套手段であり、単に内閣府を肥大化させるだけではないかと感じます。確かにAIは多くの分野にまたがるので、内閣総理大臣を本部長として、全ての閣僚を本部員という形は理解できなくもありませんが、肝腎なのは、具体的にどのような政策を講じていくかではないかと考えます。
特に、企業は六百兆円を超える内部留保を抱える中でAIへの投資が芳しくないのはどうしてなのか、大胆な投資減税を打ち出すなどの必要があるのではないでしょうか。幾ら戦略本部を創設してオールジャパンで頑張りますと言ったところで、肝腎の政策が伴わないのでは意味がありません。
反対の第二の理由は、AIの平和的な利用が担保されていないからです。
昨年十二月、AIに関する国連の安全保障理事会会合においてグテーレス国連事務総長は、いかなる国も、国際法、人道法、人権を侵害するような、武力紛争におけるAIの軍事利用を設計、開発、配備、使用すべきでありませんと述べたとされています。グテーレス事務総長の発言は非常に重要な指摘であり、傾聴に値すると思います。
その一方で、防衛省は、令和五年十二月にアメリカの国防省と無人航空機へ適用するAI技術に係る日米共同研究に関する事業取決めの署名を行うなど、AIの軍事的利用に前のめりではないかと危惧いたします。アメリカの言いなりになるのではなく、AIの平和的利用の大切さを我が国は明確に打ち出すべきではないでしょうか。
反対の第三の理由は、AI人材の育成、確保についても期待が持てないからです。
政府は、AIの人材育成、確保についても具体性に欠ける答弁でありました。二十二日の参考人質疑では、参考人が、重要な会議はいつも同じ人がやっていて次世代のAI専門家が育っていないというふうに率直に述べていたことが印象的ですが、こうした流れを変えるといった政府の意気込みは、残念ながら感じることはできませんでした。
主にこうした三点から、れいわ新選組はAI推進法に反対することを申し述べ、討論といたします。
212
和田政宗(自民)
他に御発言もないようですから、質疑は終局したものと認めます。
これより討論に入ります。
御意見のある方は賛否を明らかにしてお述べ願います。
この発言のページ
213
井上哲士(共産)
私は、日本共産党を代表して、AI推進法案に対し、反対の討論を行います。
急速に発展するAIは、多分野で深刻な問題を引き起こしています。大量の個人情報の収集、分析、漏えいによるプライバシー権の侵害、学習データによっては間違いや偏った判断を下すAIが人間にもたらす差別や不利益、著作権などの知的財産権の侵害、偽情報、誤情報の流通、選挙や世論誘導、軍事利用、大量の電力消費による地球温暖化への悪影響などです。
今必要なのは、AIの発展に遅れることなく、予防的な観点も含めて、権利保護の強化やリスクに応じた規制を行うことです。AIに関する意識調査を見ても、現状はA…
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214
木戸口英司(立憲)
立憲民主・社民・無所属の木戸口英司です。
会派を代表して、人工知能関連技術の研究開発及び活用の推進に関する法律案に対し、賛成の立場から討論を行います。
AIは、我が国が抱える人口減少などの社会課題の解決や経済の活性化につながる可能性を秘めており、その研究開発、活用を進めることは、我が国の持続的な経済成長と国際競争力強化にとって極めて重要であると認識しております。
一方で、AIの研究開発、活用をめぐっては、ディープフェイクポルノの生成、バイアスによる差別や偏見の助長、個人情報の不正な取扱い、軍事利用の危険性、雇用に与える影響など様々なリスクが指摘され…
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- (上の発言)
215
大島九州男(れいわ)
れいわ新選組を代表し、いわゆるAI推進法案について、反対の立場から討論を行います。
反対の第一の理由は、人工知能戦略本部が政府の思惑どおりに機能し、我が国がAIで米中に肩を並べるようになることが、残念ながらイメージできないからです。
本法律案では、内閣に人工知能戦略本部を置くと規定し、内閣総理大臣を本部長として、全ての閣僚を本部員にすることになっています。しかしながら、これは最近の常套手段であり、単に内閣府を肥大化させるだけではないかと感じます。確かにAIは多くの分野にまたがるので、内閣総理大臣を本部長として、全ての閣僚を本部員という形は理解できなくもありませんが、肝腎なのは、具体的にどのような政策を講じていくかではないかと考えます。
特に、企業は六百兆円を超える内部留保を抱える中でAIへの投資が芳しくないのはどうしてなのか、大胆な投資減税を打ち出すなどの必要があるのではないでしょうか。幾ら戦略本部を創設してオールジャパンで頑張りますと言ったところで、肝腎の政策が伴わないのでは意味がありません。
反対の第二の理由は、AIの平和的な利用が担保されていないからです。
昨年十二月、AIに関する国連の安全保障理事会会合においてグテーレス国連事務総長は、いかなる国も、国際法、人道法、人権を侵害するような、武力紛争におけるAIの軍事利用を設計、開発、配備、使用すべきでありませんと述べたとされています。グテーレス事務総長の発言は非常に重要な指摘であり、傾聴に値すると思います。
その一方で、防衛省は、令和五年十二月にアメリカの国防省と無人航空機へ適用するAI技術に係る日米共同研究に関する事業取決めの署名を行うなど、AIの軍事的利用に前のめりではないかと危惧いたします。アメリカの言いなりになるのではなく、AIの平和的利用の大切さを我が国は明確に打ち出すべきではないでしょうか。
反対の第三の理由は、AI人材の育成、確保についても期待が持てないからです。
政府は、AIの人材育成、確保についても具体性に欠ける答弁でありました。二十二日の参考人質疑では、参考人が、重要な会議はいつも同じ人がやっていて次世代のAI専門家が育っていないというふうに率直に述べていたことが印象的ですが、こうした流れを変えるといった政府の意気込みは、残念ながら感じることはできませんでした。
主にこうした三点から、れいわ新選組はAI推進法に反対することを申し述べ、討論といたします。
216
片山大介(維新)
日本維新の会の片山大介です。
私は、AI推進法案に賛成の立場から討論します。
今回の法案は、イノベーションの促進とリスクへの対応など、変化の激しい、先の見えないAIの技術に対するガバナンスに日本が初めて取り組む法案で、意義のある法案だと思います。
ただ、今回のこの法案は、あくまでもAIに対する枠組みでしかありません。これからの執行や運用において臨機応変に対応していけるかが重要になってきます。
そのために必要なことは、まず、法成立後に策定される基本計画や指針、ガイドラインにおいてしっかりとビジョンを示すことです。我々はAIを活用してどのような社会を…
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217
竹詰仁(国民)
国民民主党・新緑風会を代表して、いわゆるAI推進法案について賛成の立場から討論をいたします。
AI技術は急速な進化を遂げており、社会構造や我々の日常生活に既に変化をもたらし、今後、更に大きな変化を生み出すことは確実になっています。AIの活用は、産業の生産性を飛躍的に高め、経済成長の強力な起爆剤となるだけでなく、少子高齢化による労働力不足といった我が国が抱える構造的な課題の解決にも有効です。我が国が国際社会で競争力を維持拡大していくためには、AIの研究開発と活用を最重要課題として位置付け、推進していくことが極めて重要となります。本法案がAI推進法案と言わ…
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218
和田政宗(自民)
他に御意見もないようですから、討論は終局したものと認めます。
これより採決に入ります。
人工知能関連技術の研究開発及び活用の推進に関する法律案に賛成の方の挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
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