渡邊昇治内閣府科学技術・イノベーション推進事務局統括官

2025年5月27日・第217回国会 参議院 内閣委員会 第17号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 114 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 226 発言)

お答え申し上げます。

EUのGDPRにつきましては、確かにEUで個人情報に関するルールを作ったときにグローバルなプレーヤーはそれに従うようになりまして、そうすると、グローバルなプレーヤーはほかの国でも同じ方法でやるということでEUのGDPRが広がっていったという評価、そういうことをおっしゃる学識経験者の方もいらっしゃいます。

ただ、一つは、これは少し個人的な解釈にもなりますけれども、個人情報の保護というのは割と、国が変わっても、ほかの国であってもそれはやっぱり保護された方がいいよねと思う方は多いと思うんですね。ただ、じゃ、AIはどうかというと、どういうAIが良くて、どういうAIが良くないかみたいなところは、やはり文化的にというか、国によってもかなり差異があると思っておりまして、EUで何かルールを作ったらそれが広がっていくかどうかというと、そこはまだ分からない部分だと思います。実際に、グローバルのプレーヤーでも、EUでは一部のサービスはしないというふうに今宣言しているところもありますので、まだそこは分からない部分があるかというふうに思います。

その上で、この今回のAI法案は規制法ではございませんので罰則もございませんけれども、先ほどから御答弁申し上げていますように、日本でAIを開発するときには既存の法律も当然適用されますので、やり方を間違えますとその既存の法律の罰則が適用されるということも当然あるわけであります。つまり、日本が決して何かゆるゆるの国ということでもないわけであります。

大切なことは、先ほど大臣からも御答弁申し上げましたけれども、ほかの法令も含めて日本の法体系全体がどういうふうになっているかということと、それが開発者にとって分かりやすくなっているかと、明確になっているかという、法解釈が明確になっていて、国家が何か恣意的なことをしないとか、そういうことが明確かということが大事なのではないかというふうに思っておりまして、これは決して海外の企業だけじゃなくて、日本の企業が開発するときにも非常に重要なことでありまして、つまり日本の企業が活動しやすいようにそのルールを作っていけば、それは海外の事業者も来やすいということになりますので、もちろん海外の事業者にたくさん来ていただきたいと思いますけれども、日本の事業者にとって活動しやすいものを作るということがまずは出発点ということではないかというふうに考えております。

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