日本維新の会の柴田巧です。よろしくお願いをいたします。
さて、この法案は、先般、今横にいらっしゃいますが、片山議員からもあったように、この変化の激しいAI技術のガバナンスに我が国として初めて取り組むAI法案だというふうに理解をしております。
この法案の成立を機に、遅れてきたこのAIの研究開発などが進んでいくことを期待をするものではありますが、そのためには、先ほどから午前中もいろいろ議論がありましたが、やはり国民の中にはAIに対する不安感というのはまだ色濃くあるものと思っています。したがって、これをどう払拭をしていくかというのが大きな課題だというふうに認識をしますが、そこで、まず大臣の基本的な認識をお聞きをした上で、具体的に、この法案がAIに対する不安を払拭できるような内容になっているのかというのをまず順次お聞きをしてまいりたいと思います。
まず最初に、人間中心のAI社会原則ということでお聞きをしますが、これまでの我が国のAIに関する取組をざっと振り返ると、平成三十一年の三月に統合イノベーション戦略推進会議によって人間中心のAI社会原則が決定をされました。これを踏まえて、その後のガイドラインの策定に係るそれが議論の土台になったということであります。
この原則においては、人間中心の原則として、AIは、人々の能力を拡張し、多様な人々の多様な幸せの追求を可能にするために開発され、社会に展開され、活用されるべきだというふうに書かれているわけですけれども、この会議の決定から六年が経過したわけですが、昨今のAIの利用の状況を見ますと、ディープフェイクによる偽情報の拡散であったり、ポルノ画像等の生成であったり、あるいはまたこのAIを利用したコンピューターウイルスの作成などなど、AIの開発、社会への展開、利用が必ずしもあの原則に掲げられたとおりに進んでいるとは言えない面も正直あると思っております。
そこでお聞きをしますが、AIの開発、展開、利用の状況についてどのように評価をしているのか、また引き続きこの人間中心のAI社会原則で掲げられた基本理念や原則に沿って施策を推進するということでよいのか、大臣にまずはお聞きをしたいと思います。
109
竹谷とし子(公明)
時間ですので終わります。ありがとうございました。
この発言のページ
110
和田政宗(自民)
午後一時十五分に再開することとし、休憩いたします。
午後零時十六分休憩
─────・─────
午後一時十五分開会
この発言のページ
111
和田政宗(自民)
ただいまから内閣委員会を再開いたします。
休憩前に引き続き、人工知能関連技術の研究開発及び活用の推進に関する法律案を議題とし、質疑を行います。
質疑のある方は順次御発言願います。
この発言のページ
- (上の発言)
112
柴田巧(維新)
日本維新の会の柴田巧です。よろしくお願いをいたします。
さて、この法案は、先般、今横にいらっしゃいますが、片山議員からもあったように、この変化の激しいAI技術のガバナンスに我が国として初めて取り組むAI法案だというふうに理解をしております。
この法案の成立を機に、遅れてきたこのAIの研究開発などが進んでいくことを期待をするものではありますが、そのためには、先ほどから午前中もいろいろ議論がありましたが、やはり国民の中にはAIに対する不安感というのはまだ色濃くあるものと思っています。したがって、これをどう払拭をしていくかというのが大きな課題だというふうに認識をしますが、そこで、まず大臣の基本的な認識をお聞きをした上で、具体的に、この法案がAIに対する不安を払拭できるような内容になっているのかというのをまず順次お聞きをしてまいりたいと思います。
まず最初に、人間中心のAI社会原則ということでお聞きをしますが、これまでの我が国のAIに関する取組をざっと振り返ると、平成三十一年の三月に統合イノベーション戦略推進会議によって人間中心のAI社会原則が決定をされました。これを踏まえて、その後のガイドラインの策定に係るそれが議論の土台になったということであります。
この原則においては、人間中心の原則として、AIは、人々の能力を拡張し、多様な人々の多様な幸せの追求を可能にするために開発され、社会に展開され、活用されるべきだというふうに書かれているわけですけれども、この会議の決定から六年が経過したわけですが、昨今のAIの利用の状況を見ますと、ディープフェイクによる偽情報の拡散であったり、ポルノ画像等の生成であったり、あるいはまたこのAIを利用したコンピューターウイルスの作成などなど、AIの開発、社会への展開、利用が必ずしもあの原則に掲げられたとおりに進んでいるとは言えない面も正直あると思っております。
そこでお聞きをしますが、AIの開発、展開、利用の状況についてどのように評価をしているのか、また引き続きこの人間中心のAI社会原則で掲げられた基本理念や原則に沿って施策を推進するということでよいのか、大臣にまずはお聞きをしたいと思います。
113
城内実(自民)内閣府特命担当大臣(クールジャパン戦略・知的財産戦略・科学技術政策・宇宙政策・経済安全保障)
柴田委員の御質問にお答えします。
生成AIに代表されますように、AIの技術は短期間で急速に進展いたしておりまして、過去には想像し得なかった活用の広がりを見せております。
そして、環境変化の中でも、我が国が平成三十一年、二〇一九年に策定いたしました人間中心のAI社会原則、この考え方は我が国、そして世界のAI政策の推進におきまして一定の役割を果たしてきたと認識しており、今後もその重要性は揺るがないものと考えております。
現在、我が国におきましては、委員御指摘のとおり、AIの研究開発や活用が他の主要国と比較しますと十分に進んでいない状況にありますが、これ…
この発言のページ
114
柴田巧(維新)
ありがとうございました。
今大臣がおっしゃった人間中心の原則というか、これを踏まえるならば、今も答弁の中にありましたが、やはりそのためにこの不安を払拭、どうこの法律によって、法案によって払拭をしていくかということが大事だと思いますので、順次お聞きをしたいと思いますが、まずは透明性の確保であります。
このAIの研究開発から社会実装に至るまでの過程の中では、改めて言うまでもありませんが、様々な関係者が関与することになるわけですけれども、その関係者間でAIの適正な利用について情報が開示されていなければ、どのようなリスクが生じるおそれがあるのか把握することが…
この発言のページ
115
城内実(自民)内閣府特命担当大臣(クールジャパン戦略・知的財産戦略・科学技術政策・宇宙政策・経済安全保障)
柴田委員御指摘の本法案第三条第四項に掲げますAI関連技術の研究開発及び活用の過程の透明性を確保、これするための具体的な施策といたしましては、まずは法案第十三条に基づきます国が整備する指針、これを通じた施策を想定しております。
例えば、この指針の中で、AIの使用説明書やリスクに関する情報等の開示を奨励することなどを現在検討しているところであります。また、その出力された情報がAIを用いて生成されたものであることを示す電子透かしの導入や、あるいは個人情報の学習や入出力を制御する装置の導入といった技術的対応の推進を図ることについても、透明性を確保するための施策…
この発言のページ