お答えを申し上げます。
本法案は、官民連携の強化、通信情報の利用、攻撃者のサーバー等へのアクセス・無害化の三つの取組を柱とする能動的サイバー防御を導入するものでございます。
国家安全保障戦略におきまして、能動的サイバー防御は、武力攻撃に至らないものの、国、重要インフラ等に対する安全保障上の懸念を生じさせる重大なサイバー攻撃のおそれがある場合、これを未然に排除し、また、このようなサイバー攻撃が発生した場合の被害の拡大を防止するために導入するものとされているところでございます。
具体的な事例としては、例えば、有事における機能不全を生じさせることを念頭に、そうした事態に至る前の段階から基幹インフラのシステム内部へのアクセスを確保するタイプのサイバー攻撃などが考えられるところでございます。こうした攻撃に関しては、事業者からのインシデント報告や通信情報の利用によってその手法等を把握できれば、他の事業者に対しても情報提供することやアクセス・無害化措置を講ずることなどにより被害の拡大などを防止することが可能となります。
このほか、いわゆるDDoS攻撃やランサムウェアなどに対しても対応能力を向上させることが可能となります。
まず、DDoS攻撃でございます。多数の乗っ取られた機器から特定のサーバーに対して一度に大量の通信を送出し、通信ネットワークやサーバーの処理能力をあふれさせることなどによって被害者側のサービス提供を妨げる攻撃が生じている場合を例といたしますと、この場合には、インシデント報告を踏まえて通信情報を分析することなどにより、必要に応じ、乗っ取られた機器に対し指令を出しているサーバーを割り出し、当該指令サーバーにアクセスして不正プログラムを無害化することで被害の拡大を防止するといったことが考えられます。
また、データを不正に暗号化し、また盗み出し、身の代金を要求するランサムウェアのうち高度な手法を用いるものに対しましては、例えばインシデント報告を受けた場合に、その内容を踏まえながら、必要に応じ通信情報等も併せて分析するなどした上で、その結果に応じ必要な注意喚起を行うことなどによって被害の最小化を図るといったことも想定されるところでございます。
このように、能動的サイバー防御を導入することは、国、重要インフラ等に対する安全保障上の懸念を生じさせる重大なサイバー攻撃を未然に排除し、また、その被害の拡大を防止することを始め、DDoS攻撃やランサムウェアに対する対応能力の向上にも役立つものと考えているところでございます。
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酒井庸行(自民)
ありがとうございます。
それでは、審議に、本題に入っていきたいというふうに思います。
いよいよ能動的サイバー制御法の法案に入るわけでありますけれども、令和四年のときに閣議決定をされました国家安全保障戦略において、武力攻撃に至らないものの、国や重要インフラ等に対する安全保障上の懸念を生じさせる重大なサイバー攻撃のおそれがある場合、これを未然に排除し、また、このようなサイバー攻撃が発生した場合の被害の拡大を防止するために能動的サイバー防御を導入するということが掲げられました。
今回、この長い法案名ですけれども、重要電子計算機に対する不正な行為による被害…
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14小小柳誠二内閣官房内閣審議官
お答えを申し上げます。
本法案におきましては、重要電子計算機を大きく三類型から定義をしてございます。
第一に、国の行政機関などが使用する電子計算機でございます。このうち、そのサイバーセキュリティーが害された場合において、その機関などにおける重要情報の管理又は重要な情報システムの運用に関する事務の実施に重大な支障が生ずるおそれがあるものを重要電子計算機と定義をしております。
第二に、基幹インフラ事業者が使用する電子計算機であります。このうち、そのサイバーセキュリティーが害された場合において、特定重要設備の機能が停止し、又は低下するおそれがあるものを重…
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酒井庸行(自民)
きっと国民は今の説明を聞いただけでも分かんないと私は思います、結論的に言えば、国民の経済を含めた安全、安心を守ろうとするということなんでしょうけれども。
そこで、二つ目の質問でありますけれども、これも基本的なことで申し上げたいんですけれども、お聞きをしたいんですけれども、能動的サイバーという言葉であります。能動的サイバー防御という言葉でありますけれども、これについてのその事例を含めた、これは一体どういうことなのかということもちょっと御説明していただけないでしょうか。
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- (上の発言)
16小小柳誠二内閣官房内閣審議官
お答えを申し上げます。
本法案は、官民連携の強化、通信情報の利用、攻撃者のサーバー等へのアクセス・無害化の三つの取組を柱とする能動的サイバー防御を導入するものでございます。
国家安全保障戦略におきまして、能動的サイバー防御は、武力攻撃に至らないものの、国、重要インフラ等に対する安全保障上の懸念を生じさせる重大なサイバー攻撃のおそれがある場合、これを未然に排除し、また、このようなサイバー攻撃が発生した場合の被害の拡大を防止するために導入するものとされているところでございます。
具体的な事例としては、例えば、有事における機能不全を生じさせることを念頭に、そうした事態に至る前の段階から基幹インフラのシステム内部へのアクセスを確保するタイプのサイバー攻撃などが考えられるところでございます。こうした攻撃に関しては、事業者からのインシデント報告や通信情報の利用によってその手法等を把握できれば、他の事業者に対しても情報提供することやアクセス・無害化措置を講ずることなどにより被害の拡大などを防止することが可能となります。
このほか、いわゆるDDoS攻撃やランサムウェアなどに対しても対応能力を向上させることが可能となります。
まず、DDoS攻撃でございます。多数の乗っ取られた機器から特定のサーバーに対して一度に大量の通信を送出し、通信ネットワークやサーバーの処理能力をあふれさせることなどによって被害者側のサービス提供を妨げる攻撃が生じている場合を例といたしますと、この場合には、インシデント報告を踏まえて通信情報を分析することなどにより、必要に応じ、乗っ取られた機器に対し指令を出しているサーバーを割り出し、当該指令サーバーにアクセスして不正プログラムを無害化することで被害の拡大を防止するといったことが考えられます。
また、データを不正に暗号化し、また盗み出し、身の代金を要求するランサムウェアのうち高度な手法を用いるものに対しましては、例えばインシデント報告を受けた場合に、その内容を踏まえながら、必要に応じ通信情報等も併せて分析するなどした上で、その結果に応じ必要な注意喚起を行うことなどによって被害の最小化を図るといったことも想定されるところでございます。
このように、能動的サイバー防御を導入することは、国、重要インフラ等に対する安全保障上の懸念を生じさせる重大なサイバー攻撃を未然に排除し、また、その被害の拡大を防止することを始め、DDoS攻撃やランサムウェアに対する対応能力の向上にも役立つものと考えているところでございます。
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酒井庸行(自民)
今、DDoSとかランサムウェアとかインシデントという言葉が出てまいりました。今その説明をしていただいたので、きっと国民の皆さんもお分かりになるだろうと思います。私も、質問の中にやっぱりその言葉が入ってきちゃうので、その言葉を説明しようかと思っていましたけれども、お答えいただいたので、そのままずっと質問に入っていきたいというふうに思います。
この法案を議論する前提として、現在のサイバー空間における要は脅威に対するもう恐怖感と言ってもいいんだというふうに私は認識を、皆さんもしていらっしゃるというふうに思います。現在、社会のデジタル化が進んでインフラやサービ…
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18中中溝和孝内閣官房内閣審議官
お答えいたします。
近年、サイバー攻撃に対する懸念が急速に高まっており、例えば、重要インフラの機能停止や機微情報の窃取を目的とする高度なサイバー攻撃が見られるとともに、国立研究開発法人情報通信研究機構、NICTの観測網によりますと、攻撃関連通信が十三秒に一回観測されるということなど、質、量の両面で脅威が増大しております。また、サイバー攻撃の手法につきましても、委員御指摘ございましたとおり、高度な潜伏力等を駆使して重要インフラへ侵入するといった国家の関与が疑われる組織化、洗練化されたサイバー攻撃の脅威が高まっており、安全保障上の大きな懸念にもなってござい…
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酒井庸行(自民)
それでは、続きまして、今お話もございましたけれども、そうした脅威に対してどのように対策を講じていくかということになるというふうに思います。
一足飛びにこの法案に対する話題を移す前に、今ちょっと話もありましたけれども、これまでの政府の取組というのをもう一度確認をしたいというふうに思います。
サイバー攻撃という戦い、まあ戦いですよね、ある意味ではですね、これは昨日今日始まったわけではありませんでして、内閣官房内閣サイバーセキュリティセンターの前身に当たる組織は二〇〇五年にもう設置をされています。そして、サイバーセキュリティ基本法が議員立法によって成立をし…
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