お答え申し上げます。
今委員御指摘のとおりでございまして、中小企業、大企業に比べまして労働分配率が高くて、賃上げの余力が乏しいという状況にあると認識しております。また、物価や金利の上昇でございますとか人材の確保でございますとか、様々な経営課題も抱えております。稼ぐ力を高めて賃上げの原資を確保して経営課題を乗り越えるためには、中小企業の経営力の向上は必要不可欠だと認識をしております。
このために、今委員の方からも御指摘ありましたけれども、取引の適正化の促進でございますとか省力化投資、生産性向上支援策、各種の補助金もございますけれども、こういった拡充をしてございますので、こういったことの活用促進、あるいは成長投資の支援でございますとか、こういったことに取り組んでまいりたいと思います。
これらに加えまして、中小企業庁といたしましては、経営者のやはり経営力を高めるという観点から、中小企業大学校、各地にございますが、ここにおきまして、経営戦略や人材マネジメントなどの経営全般に関する実践的な研修プログラムを提供いたしましたりですとか、あるいは、やはり経営力、個社によっていろいろ変わってまいりますので、商工会、商工会議所、よろず支援拠点などの支援機関における様々な個社の経営課題に対応したきめ細やかな相談対応の実施、こういったことも進めてまいりたいと思います。
大企業と中小企業の賃上げ格差を縮めるということは大変に厳しい課題であるとは認識しておりますけれども、これらの取組を通じまして、中小企業の賃上げ原資の確保を進めて、持続的かつ構造的な賃上げにつなげてまいりたいと考えております。
52内内田眞一日本銀行副総裁
御指摘いただいた点、労働市場がタイトであること、それから企業の積極的な賃金、価格設定行動が維持されること、その延長でありますけれども、コスト上昇分を価格に転嫁、反映する動きが継続する、これが基本になりますが、もう一つ、一度成長率が低下した後に海外の成長が戻ってくるということを前提に考えておりますので、その結果、成長率が高まって労働需給の引き締まりがより明確になる、その下で積極的な企業の価格設定行動あるいは賃金設定行動が更に広がっていくということを予想の前提としております。
重ねて申し上げますが、当然、これは展望レポートの見通しが必ず実現するということを…
この発言のページ
53
浅田均(維新)
今まで植田総裁としかこういう議論したことありませんでしたので、今日は内田副総裁にお越しいただいて、植田総裁よりもよく理解できる部分もありましたので、これから交代で来ていただけたらなと思っておりますので、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
以上でございます。
この発言のページ
54
堂込麻紀子(国民)
国民民主党・新緑風会の堂込麻紀子です。
中堅・中小組合の健闘続く、この見出しは、先日、連合が公表しています第五回の回答集計結果のときの見出しのタイトルになります。短時間等労働者の時給引上げ率も一般組合員を上回るということで、今、この賃上げの機運、一時的ではなく、この先も継続的な賃上げを実現するための中小企業の支援について、この時間、御質問させていただこうというふうに思います。
まず初めに、大企業と中小企業との間で生じる賃上げの差解消への方策についてお伺いできればというふうに思います。
五月八日に連合が公表した二〇二五春闘の第五回の回答集計結果により…
この発言のページ
- (上の発言)
55飯飯田健太中小企業庁次長
お答え申し上げます。
今委員御指摘のとおりでございまして、中小企業、大企業に比べまして労働分配率が高くて、賃上げの余力が乏しいという状況にあると認識しております。また、物価や金利の上昇でございますとか人材の確保でございますとか、様々な経営課題も抱えております。稼ぐ力を高めて賃上げの原資を確保して経営課題を乗り越えるためには、中小企業の経営力の向上は必要不可欠だと認識をしております。
このために、今委員の方からも御指摘ありましたけれども、取引の適正化の促進でございますとか省力化投資、生産性向上支援策、各種の補助金もございますけれども、こういった拡充をしてございますので、こういったことの活用促進、あるいは成長投資の支援でございますとか、こういったことに取り組んでまいりたいと思います。
これらに加えまして、中小企業庁といたしましては、経営者のやはり経営力を高めるという観点から、中小企業大学校、各地にございますが、ここにおきまして、経営戦略や人材マネジメントなどの経営全般に関する実践的な研修プログラムを提供いたしましたりですとか、あるいは、やはり経営力、個社によっていろいろ変わってまいりますので、商工会、商工会議所、よろず支援拠点などの支援機関における様々な個社の経営課題に対応したきめ細やかな相談対応の実施、こういったことも進めてまいりたいと思います。
大企業と中小企業の賃上げ格差を縮めるということは大変に厳しい課題であるとは認識しておりますけれども、これらの取組を通じまして、中小企業の賃上げ原資の確保を進めて、持続的かつ構造的な賃上げにつなげてまいりたいと考えております。
56
堂込麻紀子(国民)
ありがとうございます。これからも注目していきたいというふうに思います。
続いて、いわゆるトランプ関税がもたらす中小企業経営や持続的な賃上げの取組への影響についてお伺いできればというふうに思います。
二〇二五春闘は、これまでのところ、昨年を上回る回答を積み重ねてはおります。一方で、米国トランプ大統領による一連の関税政策が先行きの企業業績に影響を及ぼすことも懸念されており、賃上げの流れを止めてしまうのではないかといった不安の声も聞こえている状況でございます。
東京商工リサーチが四月に公表されたアンケート調査において、相互関税への対応について、現時点では…
この発言のページ
57飯飯田健太中小企業庁次長
お答え申し上げます。
今般の関税措置でございますけれども、国内産業の広範囲に及ぶ影響が出る可能性があると考えております。他方で、この日本経済への直接的、間接的な影響につきましては、様々な不確定要素の影響を受けるものと思っておりまして、政府としていまだ把握、分析が必要な状況でございます。このため、現時点で予断を持って御指摘のようなそのシナリオをお示しするということはなかなか難しいというふうに考えてはおります。
経済産業省といたしましても、相談窓口ですとかプッシュ型での現状把握によりましてその影響を調査しているところでございます。これに加えまして、米国の…
この発言のページ
58田田中仁志厚生労働省大臣官房審議官
お答えいたします。
米国関税措置におきます我が国の賃金への影響につきまして様々な懸念の声があるということは承知をいたしております。しかしながら、先ほど経済産業省の参考人の方からも御答弁ありましたように、現時点で予断を持って具体的にその影響を示すことはなかなか難しいかなというふうに思っております。
このような中にあっても、持続的賃上げの実現は重要であると認識をしておりますし、そのための環境整備が必要であるというふうに認識をしております。
厚生労働省といたしましては、今年度予算におきまして生産性向上に資する設備投資等を支援する助成金を始めとした賃上げ支…
この発言のページ