土谷晃浩財務省国際局長

2025年4月10日・第217回国会 参議院 財政金融委員会 第8号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 48 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 97 発言)

お答え申し上げます。

IDAは通常三年ごとに増資を実施しておりまして、日本はその創設時からの加盟国として、これまで累積で五・八兆円の出資を行ってきています。

IDA増資に対する貢献額の決定プロセスについてですが、今回の第二十一次増資を例に御説明しますと、まず、ドナー国と支援対象国の代表が参加し、IDAの政策面、資金面の議論を行う増資会合を二〇二四年の十二月の最終会合に至るまでの九か月の間に五回開催し、最終的な決定に至ったところであります。

前回増資の成果に対する評価も踏まえ、まずは次の増資期間に取り組むIDAの方向性や重点政策を中心に議論を行い、一定の合意形成をいたしました。その後、資金面の議論を本格化させまして、重点政策の実施に必要となる資金規模と、そのうちドナー国に追加貢献を求める目標規模について合意を形成しました。

この間には、NGOを始めとする多様なステークホルダー、これらからも意見を反映する機会も設けております。

その上でですが、最終会合において、日本として重点政策に日本の優先課題が反映されたことなどを踏まえまして、ドナーに求める目標貢献規模のうち一〇・五%に相当する貢献額を表明したところであります。

一方、IICについてですが、これは定期的な増資による資金の補充を必要とするIDAとは異なっていまして、一九八六年の設立以来これまで二回の増資を実施し、日本は累積で約一億ドルの出資を行ってきました。

今回の第三次増資については、最終的な合意に至るまでの間、二〇二三年五月より、日本も参画する理事会等の場において十一回の議論が行われました。

こうした場での議論を通じ、まず、中南米カリブ地域において民間に膨大な開発資金ニーズが存在することが確認されました。その上で、この資金需要にIICが応え、民間資金の動員を図るため、新たなビジネスモデルをIICに導入するとともに、これを実行するために必要となる増資の規模と、この増資を各国の既存の貢献シェアに沿って行う、比例増資方式と呼んでおりますが、これで行うことが合意され、日本については日本の既存の貢献シェアである三・六七%分の貢献を行うことになりました。

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