奥家敏和経済産業省大臣官房審議官

2025年4月22日・第217回国会 参議院 経済産業委員会 第5号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 63 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 72 発言)

お答え申し上げます。

まず、先端半導体の開発状況につきまして言えば、二ナノの半導体、これは開発して量産に入っている先行事業者がまだいないというところです。ただ、TSMCは量産化もう入る準備ということでございます。TSMC、サムスン、こういった海外企業、開発をしておりまして、ラピダスが量産開始を目指している二〇二七年よりも前に他社が市場投入する可能性があると、これは事実です。

他方、先ほど委員からもお話しいただきましたけれども、二ナノの半導体であっても、顧客によってその使う条件、そういったものを見ながら、性能や用途、求めるものが異なってくるということになってきます。したがいまして、ラピダスと競合他社との競合関係はどうなっているのか、適切に分析、評価することは重要だろうと考えています。

顧客、ユーザー側ですけれども、半導体の高性能化などに伴いまして、半導体チップの製造期間はどんどん長期化していると、こういう実態があります。ラピダスは、その中で、受注から納入までを短納期化する独自モデルを採用します。他社とは異なる競争軸で対応していくということを考えていまして、顧客価値を提供していくことができるというふうに考えています。また、短納期化を通じまして、迅速にデータを収集して改善のサイクルを高速化させることができるだろうと、そうすると歩留りの改善を迅速に進められるんじゃないかということで、技術開発から量産に至る期間は早いことが期待できるのではないかとも考えています。

こうした独自の強みを生かしながら、ラピダスとしては、まずは二ナノの半導体の量産を実現して事業を立ち上げると。先ほども資金のお話がございましたけれども、今先行しているTSMC、利益率非常に高い、こういう市場でもございます。事業活動から得られるキャッシュフローなどを通じまして、二ナノ以降の研究開発を継続実施する方針であるというふうに考えています。

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