田中淳子検査官候補者/上智大学非常勤講師

2025年2月4日・第217回国会 参議院 議院運営委員会 第4号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 32 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 115 発言)

御質問ありがとうございます。

御指摘のとおり、メディア出身としては初めての検査官候補ということで、大変重責というふうに感じております。

私は、これまで報道の現場で内外の政府それから企業の関係者を取材しまして、行財政また産業界などについて理解を深めるとともに、得られた情報を適切に分析し、分かりやすく報告するという訓練を積んでまいりました。こうした経験は、会計検査院におきまして、検査を担う、実務を担う、事務総局が実務を担って、それを指揮監督するというのが検査官の立場、役割であるというふうに理解しております。

ですので、その際、もう本当に多岐にわたる多様な検査報告が上がってきますので、それを引いた目で見て俯瞰して、適切に理解し、そして分析し、さらに、どういうふうにそれを御報告、国会に御報告するか、国民にお伝えしていくかということの意思決定を行うのが検査官会議、検査官の役割であるというふうに認識しております。

ですので、取材者としての経験もさることながら、例えばニュースデスクですとか支局長ですとか、監修者の立場で、日々様々な、本当、毎日何が起きるか分かりませんので、入ってくる取材情報を的確に確認、まずは正確性の確認ですね、確認し、評価し、そして、その中でそれをどういうふうに放送という成果物として出していくかまでの一連のプロセスを責任を持つという訓練を受けてまいりましたので、そうした経験がその検査官会議における判断、公正な判断、公平かつバランスの取れた判断というのに役立てればいいなというふうに感じております。

もう一つ御質問いただきました関心のあるテーマということですけれども、先ほども少し触れさせていただきましたが、やはり公共放送でいつも意識しておりました国民の安心、安全に係る、直結する分野というのがまず第一にあり、それから、次世代に持続可能な社会を残していくために、例えば地域との格差の問題であったり、様々なその持続可能性に係る施策というところに関心を持っております。

検査でいいますと、もう一つ、その個別の検査も非常に多岐にわたっていて興味深いんですけれども、もう一つ、より大きな構造的な課題を明るみにする検査というのも行われております。例えば、その直近の令和五年度の決算検査報告の中では、予備費の使用であったり、補正予算の使途についての報告がございました。そういうところで、これまで国民から見てなかなか見えづらかった使われ方、繰越金が多額に上ったといった構造的な課題ですね、そうしたものを明らかにするというのも大変会計検査院の重要な使命、役割であるというふうに考えております。

ですので、様々なテーマに関心があるんですけれども、そうした大きな構造的なところに光を当てていくということも検査官に任ぜられた場合は取り組んでいきたいなというふうに感じております。

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