今般、国家安全保障戦略、これの策定を行いましたけれども、これは、相手方の能力、そして新しい戦い方、これを踏まえて、想定される事態への対応ということで能力評価を行いました。
例えば、侵攻部隊によるミサイル攻撃、戦闘機等による航空攻撃、艦艇部隊による海上攻撃といった状況を想定しまして、自衛隊がどのように対応するか検証することを通じて、我が国への侵攻に対処するための、不十分な自衛隊の機能や能力の評価に加えて、宇宙、サイバー、電磁波の領域、無人アセットを用いた非対称の戦い方、ハイブリッド戦のような新たな戦闘様相を踏まえた将来の防衛力の検討など、シミュレーションや検討を行ったわけでございます。
そうしたシミュレーションを通じまして七つの柱を出しまして、まず第一に、一二式の地対艦誘導弾能力向上型、第二に、〇三式中SAM改の取得などの統合防空ミサイル防衛能力の強化、第三に、無人アセットの取得を含む防衛能力の強化、第四に、護衛艦十二隻、戦闘機F35計六十五機、スタンドオフ電子戦の航空機一機など領域横断作戦能力の強化、第五に、指揮統制・情報機能、第六に、機動展開能力、第七に、弾薬、部品、施設の強靱化、持続性・強靱性といったことを導き出しまして、次期計画策定においてもシミュレーションを行いまして、その結果、どのようなものが必要かということを積み上げたわけでございます。
137
牧島かれん(自民)
これにて齋藤裕喜君の質疑は終了いたしました。
―――――――――――――
この発言のページ
138
牧島かれん(自民)
次に、防衛省所管について審査を進めます。
質疑の申出がありますので、これを許します。下野幸助君。
この発言のページ
139下下野幸助(立憲)
それでは、今回、私も防衛大臣に二回目の質問となりますけれども、端的な御答弁をよろしくお願いしたいと思います。
早速、まず一点目の防衛力整備計画の変更の根拠となるシミュレーションについてお伺いをしたいというふうに思います。
令和四年、二〇二二年十二月に現在の国家安全保障戦略が策定されました。そこに記載されております我が国を取り巻く安全保障環境、この情勢認識については私もおおむね理解をしております。中国の軍事力の増強、あるいは北朝鮮における核とミサイルの開発、ロシアのウクライナ侵略、いずれも我が国にとって多大なる影響を持っております。
そして、国家安全…
この発言のページ
- (上の発言)
140
中谷元(自民)防衛大臣
今般、国家安全保障戦略、これの策定を行いましたけれども、これは、相手方の能力、そして新しい戦い方、これを踏まえて、想定される事態への対応ということで能力評価を行いました。
例えば、侵攻部隊によるミサイル攻撃、戦闘機等による航空攻撃、艦艇部隊による海上攻撃といった状況を想定しまして、自衛隊がどのように対応するか検証することを通じて、我が国への侵攻に対処するための、不十分な自衛隊の機能や能力の評価に加えて、宇宙、サイバー、電磁波の領域、無人アセットを用いた非対称の戦い方、ハイブリッド戦のような新たな戦闘様相を踏まえた将来の防衛力の検討など、シミュレーションや検討を行ったわけでございます。
そうしたシミュレーションを通じまして七つの柱を出しまして、まず第一に、一二式の地対艦誘導弾能力向上型、第二に、〇三式中SAM改の取得などの統合防空ミサイル防衛能力の強化、第三に、無人アセットの取得を含む防衛能力の強化、第四に、護衛艦十二隻、戦闘機F35計六十五機、スタンドオフ電子戦の航空機一機など領域横断作戦能力の強化、第五に、指揮統制・情報機能、第六に、機動展開能力、第七に、弾薬、部品、施設の強靱化、持続性・強靱性といったことを導き出しまして、次期計画策定においてもシミュレーションを行いまして、その結果、どのようなものが必要かということを積み上げたわけでございます。
141下下野幸助(立憲)
なかなか今の、七つの柱は理解するんですが、巨額な四十三兆円ということと今大臣が御説明いただいたことがなかなか、国民の皆様に御理解いただけるのかというと、もう少し国民の皆様に、この四十三兆円、つまびらかとは言いませんけれども、もう少し明らかにしてほしいなというふうに思います。例えば宇宙のこと、ハイブリッドということも、重々承知なんですが、そこに向けて具体的な予算というのもお示しをしていただければというふうに思います。
ところで、この四十三兆円なんですけれども、精査すると、外貨関連、外国からの調達に使われる予算規模というのは、大臣、幾らぐらいになるんでしょ…
この発言のページ
142寺寺田広紀防衛省大臣官房審議官
お答え申し上げます。
整備計画期間中にどれぐらい為替の影響があるのかということについては、まず米ドル建ての外貨関連経費について申し上げますと、防衛力整備計画策定時の事業の所要額の積み上げに当たっては、防衛力整備計画と一体として編成を行った令和五年分について、令和五年度の為替レート、一ドル百三十七円を用いたほかは、令和六年度以降分については、令和四年度の為替レート、一ドル百八円を用いたところでございます。一方、令和七年度予算案の編成に当たっては、足下の為替相場が反映された一ドル百五十円という為替レートを使用しております。
そして、歳出予算における外貨関…
この発言のページ
143下下野幸助(立憲)
ただ、今の説明で私が納得いかないのは、現実、百八円想定で四十三兆円というのは組んでいてですね。ただ、昨年度は百三十九円、今は百五十円ということがございましたけれども。私、今ちょっと参考資料で出させていただいていますけれども、二三年度、四年度、五年度、三か年で予算額では四兆円規模というふうに数字は聞いているんですが、一兆円規模の為替の影響があるのではないんですか。
この発言のページ