末冨芳日本大学文理学部教授

2025年2月25日・第217回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第1号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 211 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 243 発言)

御質問ありがとうございます。

幼児教育からの大学院の完全無償化というのは、大変重要な理想かと思います。

この際、恐らくこれは北欧型のリカレント教育が当たり前であるという社会を想定されてのことかと思いますけれども、リカレント教育型を大事にする社会では、教育を受ける権利は万人の権利であるという前提をとても大事にしておられます。すなわち、年齢の制限なく、誰もが学びたいときに働き、かつ働きながら納税の義務を果たしていくということも大事にしておられるわけですよね。

私、いっときスウェーデンを研究しておりましたけれども、スウェーデンの場合ですと、一定期間就労すると一定期間無償の教育を受けられるという権利があると。そうした中で、様々にステップアップをしていかれて、例えばですが、私が聞いたことがあるのは、タクシーの運転手さんから、自分の働く環境というものに関心を持って、その後、やはり、大学、大学院と働きながら学ばれて、最後は労働経済学の研究者になられた方がいるという事例もありました。

こうした社会に進化していくということも、超高齢化社会である我が国こそ、実は、生涯活躍できる基盤としてのあらゆる学校段階を万人に開いていくという理想は大変重要なものであろうかと存じます。そのような未来というものも国会での御質問でいただけたということは大変意義深いというふうに感じております。

御質問ありがとうございました。

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