御質問ありがとうございます。
定数改善について、小学校に続いて中学校も三十五人学級へと基礎定数を増やしていただいたということは高く評価したいと思います。
その上で、二つ申し上げたいことがございます。
一つは、高校の三十五人学級、まだなんです。そして今、高校生、大変な状況です。ですので、今、例えば不登校の高校生が増えてしまっていたり、高校は義務教育ではありませんので、一定期間休むと退学にされてしまうんですね。ですので、通信制高校ですとか、通う生徒さんたちが大変増えています。
ですので、子供たちの学びを止めないためには、是非高校でも退学しなくて済むような手厚い指導をあらかじめしていただきたい。ですので、高校の三十五人学級化というのも是非進めていただきたいということ。
それから、幼稚園の先生方の労働環境、また処遇につきましても、是非、別途御検討いただきたいというふうに強く要望いたします。
というのは、今回、教職調整額の一〇%引上げの対象からは幼稚園の教諭は外されています。その点につきましても、幼保一元化のメリットと同時にデメリットもあって、幼稚園の先生方が、例えば、保育園というような、こども園の方に行くと、職員として扱われて、教職調整額が払われていない自治体もあるという実態があるそうです。岡山などの自治体の中では、幼稚園教諭、職員扱いで教職調整額がない自治体もあるというふうに伺っています。このような実態では、幼稚園教育の質を高めていくということは難しいと思われますので、是非、高校、幼稚園の処遇に関しましても御検討いただきたい。
それから、二つ目は、急についたんです、今回。小学校も突然の大臣合意でみんな大変喜びました。中学校も今回来年度からということで、すごく期待を持っているという声を聞きます。ところが、小学校も事前の計画なく急に決まったので、それがしかも大臣合意は秋だったと思うんですけれども、そうすると、教員採用は終わってしまっているんです。
そうすると何が起こるかというと、必要な学級数が増え、その学級に結局先生が見つからないということで、前回、小学校三十五人化のときには、例えば石川県ですとか、先生が見つからなくて大変だったと。結局、二クラス分一緒に合わせて合同で七十人分の子供の授業をしなければならなくなった先生の話ですとか、非正規の先生をもう誰でもいいから見つけてきてといって、教員免許、眠っていたんだけれども、何にも準備ができていないという方が担任に来られて、かえって子供たちが大変な思いをしたというようなお話を別の県で聞きました。
ですので、先ほど来計画を立てていただきたいと言うのはそういうことなんですね。事前の準備が必要です。急に基礎定数が増えるというのは大変、教育委員会、現場としては困るということです。
それから、加配定数を増やしていただくということをこの間ずっと財務省は措置していただいてきてくださっていて、ないよりはずっといいんですけれども、加配定数というのは一年予算です。ですので、現場に下りてくると一体どうなるかというと、非正規雇用教員しか雇えないわけです。加配が一回ついても、来年度同じ加配数がつくとは限らないので、自治体としては、実際的に考えますと、一年任期のフルタイムの先生を雇うほかないということになります。
ですが、加配教員は、もちろん現場の戦力にはなるんですけれども、一年任期ですと、長期的な専門職としての研修を受けていく機会を制限されていたり、あるいは、来年自分に職があるかどうか分からないという不安の中で子供たちと接しなければならないという状況になります。
ですので、是非とも、基礎定数の手当てを、大きくなくていいので、ゆっくりでいいので、しかし着実に基礎定数が改善されていくという未来が保障されることが、地方自治体にとっては、終身雇用の先生方を専門職としてきちっと雇用していくということにつながるという点をお願いしたいと思います。
以上です。
30
中村裕之(自民)
次に、うるま譲司君。
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31ううるま譲司(維新)
日本維新の会のうるまと申します。
参考人の皆様、本日はありがとうございます。
まず、全ての参考人の方にお伺いしたいと思っております。
これは先ほど永岡委員の方からもあった質疑と同じなんですけれども、大臣合意に基づいた教員定数の改善ですね。これは、小学校三十五人学級の推進に加えて、小学校教科担任制の第四学年への拡大、新任教員の支援や中学校の生徒指導、生活指導の教師の配置拡充などに、過去二十年で最大の五千八百二十七人改善ということであります。また、中学校三十五人学級への定数改善ということで、これは三年間でやっていくということで、かなりすごい数なのかなと…
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32貞貞広斎子国立大学法人千葉大学副学長・教育学部教授
御質問いただきまして、ありがとうございます。お答え申し上げます。
先ほども申し上げたとおり、もう本当に現場は人を増やしてほしい、人が欲しいということですので、今回の定数改善も現場の先生方はとても歓迎をして、ちゃんと国が支えてくれるんだという評価もしています。ただ、その一方で、それぞれの定数の改善、一校当たりで割り算してしまうと結構、全ての学校に行き渡らなかったり、それだけなのかというようなところで、そういう評価も一方であるところです。
本当に、予算制約がありますので、全てというわけにはいきませんけれども、先生方のお気持ちとしては、一人でも多くの人材が…
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- (上の発言)
33佐佐久間亜紀慶應義塾大学教職課程センター教授
御質問ありがとうございます。
定数改善について、小学校に続いて中学校も三十五人学級へと基礎定数を増やしていただいたということは高く評価したいと思います。
その上で、二つ申し上げたいことがございます。
一つは、高校の三十五人学級、まだなんです。そして今、高校生、大変な状況です。ですので、今、例えば不登校の高校生が増えてしまっていたり、高校は義務教育ではありませんので、一定期間休むと退学にされてしまうんですね。ですので、通信制高校ですとか、通う生徒さんたちが大変増えています。
ですので、子供たちの学びを止めないためには、是非高校でも退学しなくて済むような手厚い指導をあらかじめしていただきたい。ですので、高校の三十五人学級化というのも是非進めていただきたいということ。
それから、幼稚園の先生方の労働環境、また処遇につきましても、是非、別途御検討いただきたいというふうに強く要望いたします。
というのは、今回、教職調整額の一〇%引上げの対象からは幼稚園の教諭は外されています。その点につきましても、幼保一元化のメリットと同時にデメリットもあって、幼稚園の先生方が、例えば、保育園というような、こども園の方に行くと、職員として扱われて、教職調整額が払われていない自治体もあるという実態があるそうです。岡山などの自治体の中では、幼稚園教諭、職員扱いで教職調整額がない自治体もあるというふうに伺っています。このような実態では、幼稚園教育の質を高めていくということは難しいと思われますので、是非、高校、幼稚園の処遇に関しましても御検討いただきたい。
それから、二つ目は、急についたんです、今回。小学校も突然の大臣合意でみんな大変喜びました。中学校も今回来年度からということで、すごく期待を持っているという声を聞きます。ところが、小学校も事前の計画なく急に決まったので、それがしかも大臣合意は秋だったと思うんですけれども、そうすると、教員採用は終わってしまっているんです。
そうすると何が起こるかというと、必要な学級数が増え、その学級に結局先生が見つからないということで、前回、小学校三十五人化のときには、例えば石川県ですとか、先生が見つからなくて大変だったと。結局、二クラス分一緒に合わせて合同で七十人分の子供の授業をしなければならなくなった先生の話ですとか、非正規の先生をもう誰でもいいから見つけてきてといって、教員免許、眠っていたんだけれども、何にも準備ができていないという方が担任に来られて、かえって子供たちが大変な思いをしたというようなお話を別の県で聞きました。
ですので、先ほど来計画を立てていただきたいと言うのはそういうことなんですね。事前の準備が必要です。急に基礎定数が増えるというのは大変、教育委員会、現場としては困るということです。
それから、加配定数を増やしていただくということをこの間ずっと財務省は措置していただいてきてくださっていて、ないよりはずっといいんですけれども、加配定数というのは一年予算です。ですので、現場に下りてくると一体どうなるかというと、非正規雇用教員しか雇えないわけです。加配が一回ついても、来年度同じ加配数がつくとは限らないので、自治体としては、実際的に考えますと、一年任期のフルタイムの先生を雇うほかないということになります。
ですが、加配教員は、もちろん現場の戦力にはなるんですけれども、一年任期ですと、長期的な専門職としての研修を受けていく機会を制限されていたり、あるいは、来年自分に職があるかどうか分からないという不安の中で子供たちと接しなければならないという状況になります。
ですので、是非とも、基礎定数の手当てを、大きくなくていいので、ゆっくりでいいので、しかし着実に基礎定数が改善されていくという未来が保障されることが、地方自治体にとっては、終身雇用の先生方を専門職としてきちっと雇用していくということにつながるという点をお願いしたいと思います。
以上です。
34青青木栄一東北大学大学院教育学研究科教授
お答え申し上げます。
定数改善、今回の定数改善の評価からですけれども、やはり、過去、近年最大の規模ということで、肯定的に評価をしております。
中学校の三十五人学級化というのも非常にすばらしいことでありますが、小学校と比較しまして留意点が一つ、私から申し上げたいと思います。それは、免許のことであります。教科別に中学校は採用されていますので、三十五人学級化した場合に、免許の種類によっては、もしかしたら各学校の配置に支障が生じるかもしれない。これは小学校よりもそういった課題があろうかと思っております。
また、基礎定数に関してのコメントですけれども、義務標…
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35末末冨芳日本大学文理学部教授
教職員定数の拡充というのは、私も大変歓迎しておりますけれども、やはり、採用する側の自治体にとっては、計画採用でないと、まず、財源が安定的に長期に見込まれるかというところで採用数を決めますから、佐久間参考人がおっしゃるような、計画を国として策定していき、任命権者の後押しをするということが必須であるというふうに考えます。
あわせまして、教職員定数の考え方につきましては、先ほども申し上げましたように、現在見直しが進んでいる学習指導要領の進行とともに、一人一人に合わせた教育課程を編成していく際の教職員定数の配置の考え方というものをしっかり組み立てていただいて、…
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36ううるま譲司(維新)
ありがとうございます。
続きまして、業務管理についてお伺いしたいと思います。
今回、法案では、教育委員会ごとであったり学校ごとであったりの業務管理をやっていこうということになっておりますけれども、一昨日の委員会では、これまで国が行ってきた勤務実態調査と比べると、例えば、教育委員会の業務管理というのは全然いけてないといいますか、しっかりと調査できていないというような御意見もあったりとかするところなんですけれども、この業務管理でしっかりと、先生のこれまで把握されていなかった、委員会では、補教だったり部活だったり、そういったところもしっかり管理されていくの…
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