石川香織 (立憲民主党)

2025年4月23日・第217回国会 衆議院 農林水産委員会 第11号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 71 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 178 発言)

立憲民主党の石川香織です。よろしくお願いいたします。

では、法案について質問させていただきます。

生産者の皆さんから、農家は自分で売る物の価格を決められないんだという話を度々聞いておりまして、私もこのことが最大の課題の一つだなというふうに捉えてきました。やはり、再生産可能な値段、きちんと努力とか苦労が価値として反映されている価格なのかということは非常に重要な点だと思います。

一方で、今、物価高の中で、消費者に価格転嫁というのは簡単に受け入れられないという状況があるということもありますし、消費者と生産者の間にサプライチェーンで多くの方が関わっているということで、今回の法案は、ただ単に価格転嫁をすることを理解してくださいねということにならないように、消費者、生産者だけではなく、流通に関わるあらゆる段階で働く人の姿がしっかり見える、納得できる法案にしなきゃいけないというふうに考えます。

取引の中には、生産者と集荷業者であったり、集荷業者と卸業者であったり、卸業者と小売業者、様々な取引があるんですけれども、より高く売りたい人、より安く仕入れたい人、より安く買いたい人、それぞれが思いが違う中で、同じテーブルに着いて、価格の合理化、適正化というものについて、価格を決めるというのはやはり相当なエネルギーが要るんじゃないかというふうに感じています。

この法案も、どこまでがその目標達成まで実効性が高まるかということが大きなポイントだと思いますが、一方で、今まで当たり前と思われていたこと、見直すことができるコストとか習慣を見直していくということのできる、いい機会にもなるのではないかと思います。

最初に、規格外の野菜の扱いについて伺います。

大臣にお伺いしますけれども、ちょっと前段、説明が長くなるかもしれません。ちょっとお聞きいただければと思います。

私は、まず、規格外の野菜とか果物、やはり日本は規格にこだわり過ぎているんじゃないかなという問題意識がずっとありました。スーパーなどで、サイズが統一されていて小分けにビニール袋で包装してあるというのは、本当に見た目もきれいですし、購買意欲も湧きますし、消費者もある意味それが当たり前と思っていると思います。

一方で、海外のスーパーなんかに行きますと、本当にいろいろな形の野菜が山積みになっていまして、消費者が買いたいものを選んで買うということが主流ではないかなと思います。

果たして日本に規格外という野菜はどのぐらいあるんだということをまず質問しようと思ったんですけれども、これは分からないということだったんです。というのは、目安としては、野菜の収穫量から出荷量を引けば、出荷されなかった量が出るということで、例えば二〇二三年産の野菜は、収穫量が一千二百六十三万トン、出荷量が一千百万トンですので、引き算すると、百六十三万トンが何らかの理由で出荷されなかった野菜ということになります。

この中に規格外の野菜も含まれますけれども、この百六十三万トンの中には、家族で分け合ったり、そういうものもあるでしょうし、一方で、取れ過ぎたことによる価格下落で仕方なく出荷できなかったもの、圃場で廃棄される、これも大きな問題なんですけれども、こういうものも含めるということで、規格外という理由で一体どれぐらいはねられたのかということは国も把握できていない、分からないということだったので、まず、個々の農家の事例なんかをいろいろ調べますと、一五%ぐらいがはね物になりますとか、三割がはね物になりますというネギとかがあったりとか、そういうのを調べることはできるんですけれども、まず、国が、本来食べられるものの中で、規格の違いで出荷できなくなっているものがどれぐらいあるのかということをやはり把握していく努力が必要ではないかなということを、要望も兼ねてまず指摘をさせていただきます。

規格外といいますけれども、例えば、キュウリが曲がっているとか、サクランボ、二つくっついてしまったものとか、大き過ぎるとか、味自体は全くこれは問題ないわけです。最近は、気候変動などで、見た目に影響が出てしまうということも多くなってきているということもあります。

消費者庁でこんなアンケートを取っておりまして、令和三年度消費者の意識に関する調査という問題について、規格外農作物、食品についてどのように考えているかという問いがありました。形や見た目が悪くても品質が変わらなければ購入するが五一・一%、通常品よりも値下げされるのであれば購入するというものが三六・六%、そもそも半分以上の方は、値段が少し安ければいいなどのことはありますけれども、見た目には余り抵抗がないと。絶対買わないという人は一二・三%だったんですね、見た目が悪いことで買わないと。

ということは、ほとんどの方が、見た目にこだわらないという方もいらっしゃるというデータ、令和三年度以降はちょっと調査を取っていないんですけれども、これだけ物価高になりますと、一二・三%の人が、見た目を理由にして購入しないといった方、考え方が変わった方はいるんじゃないかなと私は思うんですけれども、つまり、もったいないなと思います。

最近、もったいないとか手前取りとか、いろいろそういう意識は消費者に広がってきたと思うんです。今度は、見た目で決めない、野菜も人も見た目で決めないみたいな、そういうキャッチフレーズもありだと思うんですけれども、農水省が消費者の意識をまず変えていくということは結構大事なんじゃないかなと思うので、大変説明が長くなって申し訳ありません、これを大きなテーマとして、やはり大臣として発信していただくということは重要だと思うんですが、大臣のお考えをお伺いします。

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