江藤拓 (自由民主党)農林水産大臣

2025年4月2日・第217回国会 衆議院 農林水産委員会 第6号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 123 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 152 発言)

大変厳しい正論をぶつけられたなというふうに思います。

私も、これは政治家として申し上げますが、原発がなくて済むなら、それがいいとずっと思っております。やはり、人間が制御できないものに人間の生活が頼っているということは極めて不安定である。完璧に制御できるものであれば、それは一つの選択肢ですが、いまだにそこに至っていない。ましてや、事故が起これば、チェルノブイリはいまだにあのままですし、福島も、いつデブリが全部処理できるか見通しも立たないような状況であります。

ですから、この共済を見直すに当たって、合わないんじゃないかと言われれば、なかなか厳しい答弁になりますけれども、しかし、人間がこれからこの地球で、特に日本人が生きていく上では、どうしても、漁業に限らず、農業も林業も、それから様々な産業も、電力なくしてはやはりやっていけません。電力がなくては、本当に人間の文明的な生活が維持できない。それから、これから情報処理に多大な電力が必要になる時代になれば、今の発電量でもとても足りないという未来予想図も描かれています。ですから、残念ながら原発を選択せざるを得ないというのが私の考えであります。

ですから、やはり理想を追うのが政治でありますから、いつの日か、高市先生がおっしゃるような新しい発電の方法が開発されることを願っておりますが、これも、十年先、十年先と言われて、もう多分三十年ぐらいたっているので、どれぐらいたつか、まだ分かりません。

ですから、原発を是とするつもりはありません。私も、被災地に行って、漁業者の方々にすごい、すごい厳しい目で見られたことは忘れられないですよ。そして、五年前の大臣のときも、あんた、まさか海洋放出をせぬやろうねと言われて、私は、漁業者の方々の御理解をいただくまではしません、そのように申し上げて帰りましたが。

しかし、今回の処理水の放出、安全だということも科学的に、先ほど、ある先生からも証明していただきましたけれども、しかし、あれだけの貯水タンクを建てて、そしてこれも限界があるということであれば、国際理解を得る努力は私も一生懸命しますが、しかし、文明を維持することと農林水産業との共生というものは、ある意味、難しい側面があるのかなということは私自身も感じております。

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