豊嶋基暢総務省情報流通行政局長

2025年4月10日・第217回国会 衆議院 総務委員会 第12号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 117 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 226 発言)

お答えをいたします。

まず、委員の御指摘にありましたとおり、令和五年の放送法改正によりまして、中継局の維持コストの負担軽減のためにNHKと民放による中継局の共同利用が可能となったところでございます。

その上で、現状の制度で申し上げますと、民間放送事業者による中継局の設置そのものが努力義務に基づいているところでございまして、したがいまして、共同利用の場合も含めまして中継局の維持、更新は放送事業者の経営判断によるというふうに現行法上はなっておりまして、中継局の維持、更新を義務づけるというところまでは至っていない、困難であるというふうに考えているのが現状でございます。

また、地域の人口の著しい減少といった放送を取り巻く環境の変化が続く中で、一部の小規模な中継局につきましては、共同利用を進めてもなお経済合理性の観点から維持、更新が困難となってきているというふうに認識しております。

こうした状況を踏まえまして、今回の改正におきましては、地上基幹放送事業者が万が一やむを得ず中継局を廃止する場合でも受信者が放送番組を引き続き視聴できるように措置するという観点から今回の新たな努力義務を設けたというものでございまして、総務省としましては、放送事業者におきましてこの新たな責務を十分踏まえた上で、仮に中継局を廃止する際には適切に受信者の視聴環境の維持を図っていただきたいというふうに考えております。

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