お答えいたします。
まず、IDAへの貢献の意義でございますが、IDAは、アフリカやアジアを中心とする所得水準が特に低い開発途上国に対する世界最大規模の支援機関であり、その動向は国際社会全体の開発政策の方向性に大きな影響を及ぼします。御指摘のとおり、米国は内向きとなり、その間隙をついて権威主義国の台頭を許した場合、既存の国際経済秩序が大きく揺さぶられることになりかねません。このような国際環境において、途上国が重きを置くIDAに対して日本が主要なドナーとして貢献し、リーダーシップを発揮することは、日本の国際社会における存在感を高めるとともに、国際保健、防災、債務問題等、日本が重視する開発課題をIDAの下で国際的に推進することにつながると考えております。
アメリカへの働きかけでございますが、米国のIDAに対する対応につきましては、米国は現在、大統領令に基づき、IDA第二十一次増資を含む国際機関に対する拠出をレビュー中であると承知をしております。我が国といたしましては、米国がIDAに貢献することは、これまでG7を中心とする同志国が築き上げてきた世界銀行も、その基盤とする国際経済秩序を維持していく観点から重要であると考えております。他のG7諸国等とも連携しつつ、マルチの国際会議や様々なレベルの米国とのバイの機会を活用し、米国のIDAを含む多国間の枠組みへの継続的な関与、中でも米国によるIDAへの貢献を促してまいりたいと考えております。
以上です。
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小林鷹之(自民)
おはようございます。自由民主党の小林鷹之です。
今日はIDA法の審議でございますが、我が国を取り巻く国際情勢が非常に流動的になっておりますので、まずその点から伺ってまいります。
正直、今、足下の国際秩序が大きく揺らいでいます。ウクライナ、ガザでの紛争は続いておりますし、覇権主義的な動きも見られる。そして、相互に通商政策の応酬が始まっている。そういう状況の中で、とりわけ日本がアメリカに輸出している自動車ですけれども、これに対しても明日から二五%の追加関税がかかっていく。年間、日本からアメリカには約百五十万台輸出されていて、日本からアメリカへの輸出総額の…
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加藤勝信(自民)財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融)
御指摘のように、米国は、日本にとって、経済のみならず安全保障また人的交流含めて様々な分野において最も重要なパートナーであり、まさにそうした位置づけをしているものと認識をしております。
そうした中で、世界情勢も複雑化していく、こうした中で、国際社会においては様々な問題が更にいろいろ発生をしてきております。こうしたことに対応していくためにも日米両国協力して対応していくことが必要であり、そういった面においても日米関係を更に強化していく、こうした努力が必要だと考えております。
経済面について見れば、御承知のように、米国は日本にとって重要な貿易相手国であり、米…
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小林鷹之(自民)
今、加藤大臣からは、主に経済面を中心に日米関係の強化についての御見解をいただきました。それとともに、我が国の外交、安全保障政策の基軸というのは、言うまでもなく日米同盟であるわけです。その日米同盟につきまして、先日、トランプ大統領から、片務的だというような発言があったと。この発言に対しまして、石破総理は、過去にもトランプ大統領が同じような趣旨の発言をされていること、それを取り上げて、冷静に受け止めるべきだということをおっしゃっておられます。私もそのとおりだと思っているんです。思うんですけれども、ただ、私たち日本人が正面から向き合うべきメッセージがそこにある…
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- (上の発言)
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斎藤洋明(自民)財務副大臣
お答えいたします。
まず、IDAへの貢献の意義でございますが、IDAは、アフリカやアジアを中心とする所得水準が特に低い開発途上国に対する世界最大規模の支援機関であり、その動向は国際社会全体の開発政策の方向性に大きな影響を及ぼします。御指摘のとおり、米国は内向きとなり、その間隙をついて権威主義国の台頭を許した場合、既存の国際経済秩序が大きく揺さぶられることになりかねません。このような国際環境において、途上国が重きを置くIDAに対して日本が主要なドナーとして貢献し、リーダーシップを発揮することは、日本の国際社会における存在感を高めるとともに、国際保健、防災、債務問題等、日本が重視する開発課題をIDAの下で国際的に推進することにつながると考えております。
アメリカへの働きかけでございますが、米国のIDAに対する対応につきましては、米国は現在、大統領令に基づき、IDA第二十一次増資を含む国際機関に対する拠出をレビュー中であると承知をしております。我が国といたしましては、米国がIDAに貢献することは、これまでG7を中心とする同志国が築き上げてきた世界銀行も、その基盤とする国際経済秩序を維持していく観点から重要であると考えております。他のG7諸国等とも連携しつつ、マルチの国際会議や様々なレベルの米国とのバイの機会を活用し、米国のIDAを含む多国間の枠組みへの継続的な関与、中でも米国によるIDAへの貢献を促してまいりたいと考えております。
以上です。
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小林鷹之(自民)
ありがとうございます。
世銀グループには西尾昭彦副総裁もいらっしゃいますので、是非、そうした中で日本のプレゼンス、リーダーシップを発揮していただきたいと思います。
そして、今御回答あったように、アメリカが内向きになっていく、そして仮に国際社会から引いていくことがあるとすると、そこには当然、真空空間が生まれていくわけです。その空間を誰が、どの国が埋めていくのかというところが今問われていると思います。
多国間主義、これはきれいなメッセージ、ナラティブですけれども、多国間主義、みんなで世界の平和をつくっていこうよ、そういうメッセージを出しながら空白を埋め…
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加藤勝信(自民)財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融)
いわゆる開発支援ないし開発協力というものは外交の最も重要なツールの一つであるという認識、それは委員と全く一緒でございまして、まさにそれを戦略的、効果的にどうそれぞれのケースの中で展開していくのか。
我が国の開発協力政策の基本方針を示す開発協力大綱、二〇二三年六月、閣議決定をされました。有識者の議論を踏まえて行われたわけであります。その中においては、一つとしては、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の下、平和で安定し、繁栄した国際社会の形成に一層積極的に貢献するということと、同時に、我が国及び世界にとって望ましい国際環境を創出し、信頼に基づく対外関係の…
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小林鷹之(自民)
ありがとうございます。
まさに今大臣がおっしゃったように、テーラーメイドなアプローチが私も大切だと思っていまして、先ほど、優先順位をつけることが必要だというふうに申し上げましたが、これを例えば外務省とかに言うと、いや、全ての国が大切なんですと。私もそう思うけれども、でもやはりしっかりと戦略的な優先順位はつけるべきだし、順位だけではなくて、一つ一つの国が本当に求めているものは何なのか、それに応えるツールを日本は持っているのか、持っていないとするとどういう国と連携していくのか、そうした大きなピクチャーというものを描いていく必要があると思っています。
これ…
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