加藤毅日本銀行理事

2025年3月26日・第217回国会 衆議院 財務金融委員会 第12号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 136 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 163 発言)

お答えいたします。

まず、金利のある世界、金利が上がっていく世界でございますけれども、その前提としまして、やはり景気と関係なく金利が上がっていくということは抑えなくちゃいけないんだろうと思っておりまして、景気が改善し、そして賃金それから企業収益が増加している、そういう中において金利が上がる世界を実現していくということだと思いますし、また同時に、その結果として息の長い成長の実現につながっていけば、国民経済全体、マクロ全体としてよりメリットがあるというふうにもまず考えております。

ただ、その上で、ミクロ的な観点ですね、特に政策金利の引上げについて、家計とか企業の属性、それから年齢、資産、負債構成などの違いによりまして、委員が御指摘になられたとおり、異なる影響があるというふうには認識しております。特に、市場金利、短期プライムレートの上昇で、企業の借入金利、それからあと住宅ローンの金利には当然影響しますし、一方で、預金金利などの利回りの上昇で、これは企業や家計の所得面にプラスの影響があるというところも我々としてはしっかりと分析しているところでございます。

今後について、政策金利の今後の動向についても、企業や家計の行動、消費行動とか投資行動にどう影響をするのか、それから所得がどうなるのかということについて、個々の家計、企業について目配りしながら丁寧に考えていきたいと思っているところでございます。

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