田中佐智子厚生労働省雇用環境・均等局長

2025年5月14日・第217回国会 衆議院 厚生労働委員会 第16号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 65 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 269 発言)

御指摘のように、企業規模にかかわらず、全ての事業主に防止措置を義務づけるということでございます。社会全体で取組を進めていくには、やはり企業規模にこだわらずハラスメントの防止が必要だ、そういうようなこと、社会全体で足並みをそろえて取り組んでいくことが必要、そういうような観点から、企業規模を問わない仕組みとしております。

ただ、御指摘にありますように、企業規模が小さいということになりますと人的リソース等に限りがありますので、効果的な対策を実施をできるように支援をしていくことが重要であるというふうに考えております。厚生労働省では、都道府県労働局で御相談に応じるというようなこともしておりますし、個々のハラスメント事案に関しての相談に応じるような助言の事業も今年度から実施をしております。

また一方で、自社に相談窓口を設置をするのではなくて外部の相談窓口を利用するということですけれども、個別に、具体にどのぐらいの割合と数字を持って、今手元にあるわけではありませんが、企業さんの取組を見ますと、むしろ労働者の方から相談をしやすいというような観点から、外部の通報窓口といいますか相談窓口を設ける例というのもございますし、業界団体での相談窓口を設けている例というふうなのもあることは承知をしております。このように、外部を使うということも規模の小さい企業にとっては選択肢として有効な手法だというふうに考えますし、むしろ労働者が相談をしやすいというような観点からも工夫としてあり得る内容だというふうに考えております。

一方で、事業主に責任を持って相談対応に応じていただかなければいけないということから考えますと、外部の相談窓口を契約をしたから、もう相談はそっちで、事業主として真剣に考えるというふうなことがないということになっては困るというようなこともございます。

そういったようなことも踏まえまして、いずれにしても、指針の具体的な内容、今後、法案が成立をすれば審議会での議論を踏まえて策定をしていくことになりますので、御指摘なども踏まえながら、必要な検討を行ってまいりたいと考えております。

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