田尻貴裕内閣官房GX実行推進室次長

2025年5月14日・第217回国会 衆議院 経済産業委員会 第14号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 100 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 223 発言)

お答え申し上げます。

繰り返しになるかもしれませんけれども、そもそも前提として、排出量取引制度自身は、社会全体で費用効率的に排出削減を進めるという手法でありまして、まさに御指摘のあった、CO2削減のためのコストが大きい者が自ら削減投資をせず、そのコストの小さい他者の枠を購入するということで社会全体で排出削減に貢献するということを、制度の中で今それを認めているというものでございます。

その上でなんですが、やはり最近の国際的な状況の流れの中では、まさに脱炭素の投資が競争力に直結するという認識も広がってきているかと存じます。このような中で、まさに製鉄業のような、非常に追加コストの高い業種につきましても、例えば高炉、たくさんCO2を排出する高炉から大型の電炉に転換をする投資をするということも見られますように、やはり昨今では、限界削減費用が大きくても大規模な生産プロセス転換に踏み切るという事例が出てきているところでございます。

このような事業者のGX投資を二十兆円の規模の先行投資で支援をすることによって、GXの投資を促進する枠組みというものを生み出していきたいということを考えてございます。

さらに、今回の排出量取引制度におきましては、これも以前から申し上げているとおり、経済産業大臣が上下限価格を設定することで、炭素価格の水準が安定的に上昇するということについて予見可能性を確保する形で示しているというものでございます。

その上、各企業におきましては、この価格の推移を踏まえながら、自らの脱炭素投資の難易度やコストなどを踏まえまして、排出枠の調達より自ら排出を削減した方が合理的となるタイミングを見定めることによって、GXに向けた投資に向けた判断が適切になされるということを期待しているものがあると考えてございます。

前後のやりとり

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