風木淳内閣府宇宙開発戦略推進事務局長

2026年4月22日・第221回国会 参議院 デジタル社会の形成及び人工知能の活用等に関する特別委員会 第4号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 56 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 150 発言)

近年、技術革新の進展等により宇宙活動の多様化が急速に進展していまして、我が国においても、委員御指摘の有人宇宙輸送、それから有翼型のサブオービタル機、これらについての実現を目指す事業者の存在を認識しておりまして、これらの計画を実現できるよう、環境整備を進める必要があると認識しております。

本法案においては、宇宙ロケットを定義いたしまして、ロケット単体での打ち上げに係る規制体系を整備することにより、将来人が搭乗するロケットの打ち上げやサブオービタル飛行に向けた法的基盤が一定程度整うと考えております。

その上で、我が国における有人宇宙輸送は二〇三〇年代に実用化を計画する事業者が存在しているということでありますが、まずは、打ち上げを行う者の関係者として、リスクを承知し特別に訓練された者の搭乗が想定されるところであります。このため、地上の安全確保を目的とする宇宙活動法体系の下で、これらの関係者が搭乗するロケットが許可対象となることを想定いたしまして、必要に応じて審査基準そしてガイドラインの反映を検討していきたいと考えております。

それから、サブオービタル飛行についても御指摘ございました。これは、規制対象とすることで技術開発の妨げになるおそれがあります。また、従来から大学や研究機関で行われている観測用ロケットの打ち上げを含めまして、第三者損害が発生しているわけではないと、それから国際的な取扱いがまだ明確でないというところもあります。更なる法的な論点整理が必要であると考えております。したがって、現時点では規制対象とせず、今後、適切な法制度の在り方について検討を進めてまいります。

本法案の附則におきましては、施行後三年を目途として検討を加え、必要に応じて所要の措置を講ずることとしているところです。法的環境整備が遅れることによる産業発展の阻害が生じないよう、事業者における開発状況等を注視しながら制度の見直しを行ってまいります。

前後のやりとり

52の発言を見る

60の発言を見る