代読します。
れいわ新選組の天畠大輔です。全ての災害弱者が生き延びるため、質問をします。
災害時のニーズは障害者などの属性で一律に測れるものではなく、障害の種類、一時的なけが人や妊産婦、近視の人なども含め、多種多様です。この多種多様な属性を全て集約し、必要な支援内容に的確に対応するのは極めて困難です。
これに対して、大阪大学の渥美公秀教授らが二〇二五年の論考で提示しているのが、アメリカの連邦緊急事態管理局、FEMAやカリフォルニア州などで提唱されているAFN、アクセス・アンド・ファンクショナル・ニーズという考え方です。渥美教授らは、このAFNをお困り事と名付けて対策を整理しています。
渥美教授らの二〇二五年の論考によれば、カリフォルニア州などでは、多様な障害の種類や高齢といった属性による個別ニーズから考えるのではなく、災害時に表出するアクセスや機能に関する具体的な支障に着目し、対応に取り組んでいるそうです。例えば、移動については、車椅子の使用者は上下移動の障壁がありますが、高齢者や妊産婦、それも重い荷物を持つ人たちにとっても上下移動は障壁となるため、その改善策を実施することで多様な人々のお困り事を包摂することができるわけです。
そして、渥美教授らは極めて重要なこととして、お困り事は必ず当事者本人から提示されなければならないことだとし、そのためには議論の最初から当事者の参画が必須であると強調しています。これはインクルーシブ防災の考え方に通じるもので、とても大事な点だと思っております。
ところで、牧野大臣は四月十六日の衆議院の災害対策特別委員会で、避難所運営などについて女性の視点を確実に取り入れるためには防災庁内部に女性幹部や女性専門職員が配置されていることが重要ではないかという問いに対して、過去に内閣府防災担当で女性の声を反映させるために女性職員が中心となって提言をまとめた事例を紹介していました。その上で、働き方改革や防災分野における女性の参画を推進することで、女性を含む防災分野の人材の充実を図り、防災庁における女性幹部の積極的な登用にも力を入れていきたいという考えを示されています。この考えはとても前向きなもので、賛同いたします。
そこで、大臣にお伺いします。
避難所運営や防災対策については、女性だけでなく障害当事者の登用も改善に向けて有効に作用すると考えられます。そこで、障害者雇用の促進という福祉目的だけではなく、また単なる意見聴取の対象としてでもなく、防災庁の組織内に当事者の視点を入れ、より防災の実効性を高めるためにも、防災庁による障害当事者の人材活用を進める必要があるのではないでしょうか。大臣に見解をお伺いします。
138
下野六太(公明)
時間が来ておりますので、おまとめください。
この発言のページ
139
仁比聡平(共産)
頑張らないと、防災庁つくっても変わらないと、そんな批判がないように、どうぞよろしくお願いします。
終わります。
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140
下野六太(公明)
この際、委員の異動について御報告いたします。
本日、本田顕子君が委員を辞任され、その補欠として橋本聖子君が選任されました。
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- (上の発言)
141
天畠大輔(れいわ)
代読します。
れいわ新選組の天畠大輔です。全ての災害弱者が生き延びるため、質問をします。
災害時のニーズは障害者などの属性で一律に測れるものではなく、障害の種類、一時的なけが人や妊産婦、近視の人なども含め、多種多様です。この多種多様な属性を全て集約し、必要な支援内容に的確に対応するのは極めて困難です。
これに対して、大阪大学の渥美公秀教授らが二〇二五年の論考で提示しているのが、アメリカの連邦緊急事態管理局、FEMAやカリフォルニア州などで提唱されているAFN、アクセス・アンド・ファンクショナル・ニーズという考え方です。渥美教授らは、このAFNをお困り事と名付けて対策を整理しています。
渥美教授らの二〇二五年の論考によれば、カリフォルニア州などでは、多様な障害の種類や高齢といった属性による個別ニーズから考えるのではなく、災害時に表出するアクセスや機能に関する具体的な支障に着目し、対応に取り組んでいるそうです。例えば、移動については、車椅子の使用者は上下移動の障壁がありますが、高齢者や妊産婦、それも重い荷物を持つ人たちにとっても上下移動は障壁となるため、その改善策を実施することで多様な人々のお困り事を包摂することができるわけです。
そして、渥美教授らは極めて重要なこととして、お困り事は必ず当事者本人から提示されなければならないことだとし、そのためには議論の最初から当事者の参画が必須であると強調しています。これはインクルーシブ防災の考え方に通じるもので、とても大事な点だと思っております。
ところで、牧野大臣は四月十六日の衆議院の災害対策特別委員会で、避難所運営などについて女性の視点を確実に取り入れるためには防災庁内部に女性幹部や女性専門職員が配置されていることが重要ではないかという問いに対して、過去に内閣府防災担当で女性の声を反映させるために女性職員が中心となって提言をまとめた事例を紹介していました。その上で、働き方改革や防災分野における女性の参画を推進することで、女性を含む防災分野の人材の充実を図り、防災庁における女性幹部の積極的な登用にも力を入れていきたいという考えを示されています。この考えはとても前向きなもので、賛同いたします。
そこで、大臣にお伺いします。
避難所運営や防災対策については、女性だけでなく障害当事者の登用も改善に向けて有効に作用すると考えられます。そこで、障害者雇用の促進という福祉目的だけではなく、また単なる意見聴取の対象としてでもなく、防災庁の組織内に当事者の視点を入れ、より防災の実効性を高めるためにも、防災庁による障害当事者の人材活用を進める必要があるのではないでしょうか。大臣に見解をお伺いします。
142
牧野たかお(自民)復興大臣
防災庁におきましては、プロパー職員の採用、また民間人材の登用、省庁間の人材交流などを通じて、防災のエキスパート人材を確保することにしております。具体的な人材確保については、政府全体の障害者雇用に関する方針も踏まえつつ、防災庁が障害者や女性を含む多様な視点を持って防災を俯瞰し、平時から復旧復興までの一貫した災害対応の司令塔機能を果たすために必要な体制を確保してまいります。
さらに、有識者会議などの、会議の場などを通じて、様々な御意見を伺い、多様な視点が施策に反映されるよう、防災施策の在り方を検討してまいります。
この発言のページ
143
下野六太(公明)
天畠君が発言の準備をしておりますので、お待ちください。
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144
天畠大輔(れいわ)
通告なしですが、牧野大臣に伺います。
二十四時間ヘルパーが必要な重度障害者の避難生活では、どのような課題があると思われますか。
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