大西勝也高知県黒潮町長

2026年6月19日・第221回国会 参議院 災害対策及び東日本大震災復興特別委員会 第7号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 83 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 102 発言)

それでは、内閣府に実施いただきました弱部分析について、限られたカテゴリーでございますけれども、どおんと被災して、L2クラスでどおんと被災をしたときに重傷者がどのぐらい出て、それで、例えば搬送を要する、その搬送も、共助の搬送、つまり消防団とか自治防災組織とかの民間あるいは半公共的な車両を使った搬送と、それからもう医療行為を伴いながら搬送しなければならないケース、こういったものがございまして、それぞれにどの程度、統計学的に人数が出るのかということをはじき出してやった弱部分析がございます。

結論から申し上げますと、現状ですと、搬送を要する方は千人程度、けがを負う方は千人程度発生するだろうということになってございまして、そのうち大部分の方を搬送する必要があるということになってございます。

これを黒潮町のリソースでやりますと、あっ、正確に申しますと、発災すると、現状で発災すると千四十人の方が負傷されて、そのうち災害拠点の病院、救護病院に搬送しなければならない方、これは救急車と救急車外、両方足し合わせますと三百四十人程度が出るだろうと。これを黒潮町の救急車だけで、救急車が必要だとされる人数を、黒潮町に配備されている、たった二台しかないんですけれども、その救急車だけで搬送しようとすると少し足りませんということになってございますが、全ての費用をここで分析ができているわけではございません。

これも役割分担だと思います。搬送者が多くてリソースで対応できないのであれば、不足するリソースをカバーするのと同様に、その搬送しなければならない対象者をそもそも減らす努力をしていく、つまり事前防災です。その事前防災について自分たちは一生懸命やりますが、それでもどうしても出てしまうその対象者についてのリソース不足というのは国が積極的に解決をすべきところだと思っていまして、それを地方の責務と言われると少し、財政状況を考えたときに、自分たちとしては満点の対応は取りかねるということにならざるを得ないというのは現実でございます。

前後のやりとり

79の発言を見る

87の発言を見る