採択の基準の在り方についてもお聞きしたんですが、このOSAの実施方針に沿って行うという趣旨のことなんだろうというふうに理解をいたしました。
このOSA実施方針にはこう書かれているんですね。相手国における民主化の定着、法の支配、基本的人権の尊重の状況や経済社会状況を踏まえた上で、中略をいたしますが、対象国を選定すると書かれております。また、供与対象は同志国というふうに書いてあります。その方針に変更はないものだというふうに承知をしております。そうなると、独裁国家とか権威主義国家、あるいは人権侵害の重大な疑いのある国などは供与の相手国とはならないものだろうというふうに認識をします。また、我が国にとって望ましい安全保障環境を創出することが目的というふうにも書かれているわけでありますので、そうなると、地理的に余りというような国々というのもちょっと想定はしにくいのかなというふうには理解をしております。いずれにしても、相手国の選定に当たっては、やっぱり慎重、適切に御判断いただきたいというふうに思っております。
実施方針には、防衛装備移転三原則及び運用指針の枠内での実施というふうに記載されています。今般、その三原則及び運用指針が変更され、いわゆる五類型の限定がなくなりました。日本の平和国家としての基本理念に照らして、この変更については私は必ずしも賛同するものではありませんけれども、内閣は、いずれにしても変更いたしました。これによってOSAの運用も変わることになるのか、御説明をいただきたいと思います。
64三三宅史人外務省大臣官房審議官
お答え申し上げます。
委員御指摘のとおり、OSAは同志国の軍に対する資機材供与、それからインフラ整備を通じて安全保障能力の向上に貢献することによりまして、我が国との安全保障協力関係の強化、それから我が国にとって望ましい安全保障環境の創出、これを図る無償資金協力の枠組みでございます。二〇二三年の創設以降、これまでに計十一か国に対する十六案件、これを決定、実施し、各国から高い評価を受けてきているところでございます。
厳しさを増す国際情勢の中でOSAの重要性は一層高まってきており、政府としてその強化を図っていく考えでございまして、そうした観点から、今年度予…
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上田勇(公明)
今、本年度の予定についても伺ったんですけれども、御説明ください。
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66三三宅史人外務省大臣官房審議官
お答え申し上げます。
本年度につきましては、現時点では、例えばインドネシア、カンボジア、フィジーを含む十か国以上につきまして、OSA案件調整のための事前調査、これを行うことを予定しているところでございます。
その上で、具体的な詳細につきましては、OSAの目的に照らして、支援実施の意義、それから各国のニーズ、経済社会状況等を総合的に勘案して今後検討していくこととしているところでございます。
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- (上の発言)
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上田勇(公明)
採択の基準の在り方についてもお聞きしたんですが、このOSAの実施方針に沿って行うという趣旨のことなんだろうというふうに理解をいたしました。
このOSA実施方針にはこう書かれているんですね。相手国における民主化の定着、法の支配、基本的人権の尊重の状況や経済社会状況を踏まえた上で、中略をいたしますが、対象国を選定すると書かれております。また、供与対象は同志国というふうに書いてあります。その方針に変更はないものだというふうに承知をしております。そうなると、独裁国家とか権威主義国家、あるいは人権侵害の重大な疑いのある国などは供与の相手国とはならないものだろうというふうに認識をします。また、我が国にとって望ましい安全保障環境を創出することが目的というふうにも書かれているわけでありますので、そうなると、地理的に余りというような国々というのもちょっと想定はしにくいのかなというふうには理解をしております。いずれにしても、相手国の選定に当たっては、やっぱり慎重、適切に御判断いただきたいというふうに思っております。
実施方針には、防衛装備移転三原則及び運用指針の枠内での実施というふうに記載されています。今般、その三原則及び運用指針が変更され、いわゆる五類型の限定がなくなりました。日本の平和国家としての基本理念に照らして、この変更については私は必ずしも賛同するものではありませんけれども、内閣は、いずれにしても変更いたしました。これによってOSAの運用も変わることになるのか、御説明をいただきたいと思います。
68三三宅史人外務省大臣官房審議官
お答え申し上げます。
御指摘のとおり、OSAは、その実施方針におきまして、防衛装備移転三原則及び同運用方針の枠内で協力を行うと、このように規定をしております。この方針自体に変更はございません。
その上で、今般の防衛装備移転三原則等の改正によりまして、OSAの協力の幅、これが広がることになるものと考えております。
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上田勇(公明)
当然そういうことになるんだろうというふうに思うんですけれども、このOSAは、その目的や支援の方針、それから、これはやっぱり無償資金協力で、全額我が国の国費、すなわち税金で全額賄われていることを考えれば、防衛装備移転三原則運用指針による防衛装備移転全般よりも、当然に我が国の基本的な政策の在り方が反映されるものでありますから、慎重かつ厳格な運用が求められているのではないかというふうに考えております。
したがって、OSAでは、やはり日本の平和国家としての基本理念を最大限尊重し、今後とも、今回この移転三原則が変更になりましたけれども、今後とも殺傷能力のある武器…
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茂木敏充(自民)外務大臣
今政府参考人の方からお答えをさせていただきましたが、協力の幅は広がると、そういったことが想定されますが、だから何でもやっていいということではもちろんないわけでありまして、OSAは、法の支配に基づく平和、安定、安全の確保のための能力向上に資する活動、そして人道目的の活動、さらに国際平和協力のための活動など、国際紛争とは直接関連が想定しにくい分野において実施をすることといたしております。
また、OSAの案件形成に際しましては、案件ごとに国際約束を締結しまして、相手国政府に対して、目的外使用であったり第三者移転に係る適切な管理のほか、評価、モニタリングや情報…
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