茂木敏充 (自由民主党)外務大臣

2026年5月8日・第221回国会 参議院 政府開発援助及び国際協力・人道支援等に関する特別委員会 第3号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 8 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 107 発言)

一昨日、アフリカから私も帰国いたしましたが、ケニアでもスピーチを行いまして、ちょうど十年前に安倍総理がFOIPを提唱したのがケニアの地でありまして、自由、開放性、包摂性を始めとするFOIPの基本的な理念、これは変わらないものの、経済安全保障であったりとか新たな課題に対応していくためには、各国の自律性とか強靱性を高める、こういったことが必要だと考えておりまして、そのためにもODAというのは重要なツールになってくると、このように考えております。

ODAは、日本外交を展開する重要なツールでありまして、道路を始め日本の支援で整備したインフラ、これ建設はもちろんでありますが、運営の方の提供も含めて極めて質が高いと供与国から高く評価されておりまして、これが日本の信頼へもつながっております。

例えば、ある太平洋島嶼国、私視察に行ってきましたが、港湾につながる道路がありまして、一部の部分は二十年前に日本が造った道路で、もう一部の部分は十年前に違う国が造った道路でありました。二十年前に造った日本の道路はひび割れとかなくて非常に良好な状態で保たれているんですが、十年前に造った他国の道路はかなり傷んでいるという状況でありまして、こういったことを見ても、日本のODAの質の高さというのは御理解いただけるんじゃないかなと。

また、東南アジア等で鉄道関係のいろんなODAをやりましても、単に日本はレールを引いて電車を通すだけではなくて、運営ノウハウ、つまり、どういう形で時間どおりに電車を動かしたらいいか、人材育成も含めて、そういった運営ノウハウも供与国に提供しているということで、こういった意味でも非常に評価は高いと、こんなふうに考えているところであります。

また、昨年発足六十周年を迎えましたJICA海外協力隊、これまでに世界各地の途上国において約五万八千人派遣をされておりまして、日本らしい顔の見える開発協力の担い手として、開発途上国の経済社会の発展、そして日本との友好促進に貢献をしてきたところであります。

委員今御指摘のとおり、引き続きこうした日本らしい顔の見える開発協力、これを通じて、相手のニーズも踏まえたきめ細やかな協力進めていくことが極めて重要だと考えております。

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