山中伸介原子力規制委員会委員長

2026年6月17日・第221回国会 参議院 資源エネルギー・持続可能社会に関する調査会 第6号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 104 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 149 発言)

お答えいたします。

委員御指摘をいただきましたように、本年一月から二月にかけて行われましたIAEAによりますIRRSミッションで、職員の流動性や採用の柔軟性を向上させるべきとの勧告がございました。いわゆるそのノーリターンルールの見直しについて言及があったのも事実でございます。

ノーリターンルールは、東京電力福島第一原子力発電所事故の教訓と反省を踏まえまして、規制の独立性を確保するために設けられたものでございます。その経緯を踏まえますれば、慎重に議論がされるべきものであるというふうに認識をしているところでございます。まずは、人材の育成に関する課題を整理するところから検討を開始する必要があるかと考えているところでございます。

加えまして、仮に制限を見直す場合には、ノーリターンルールにつきましては原子力規制委員会設置法において規定をされていますことから、国会において御判断いただく必要があるものと理解しているところでございます。

また、規制についての産官学の議論の御質問につきましては、規制委員会としては、規制側と事業者側の双方が、透明性を確保した上で、対等な立場で技術的な議論をすることが原子力利用における安全の確保にとって重要であると考えているところでございます。最近の取組といたしましては、許認可制度等の見直しに関して、四回にわたり事業者との公開の意見交換を行ったところでございます。安全上の重要性や効果に応じた合理的な制度とすべく、今現在も検討を進めているところでございます。

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