小泉進次郎 (自由民主党)防衛大臣

2026年6月24日・第221回国会 参議院 本会議 第24号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 8 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 18 発言)

山田吉彦議員にお答えさせていただきます。

まず、日出生台演習場で発生した事故の原因究明や再発防止等に向けた決意についてお尋ねがありました。

現場の隊員の安全に万全を期すこと、そして隊員やその御家族を守り抜くことは、防衛大臣としての私に課せられた重要な使命です。こうした決意の下、原因を徹底的に究明し、再び同じ悲しみを繰り返さぬよう、同時に、隊員が安心して活動できるよう、例えば車両間のデータリンクを用いて隣接車両の操作状況を記録するなど、再発防止のためのあらゆる努力を尽くしてまいります。

次に、新たな領域への対応能力と認知戦への対処についてお尋ねがありました。

本法案は、宇宙作戦集団の新編や自衛隊サイバー防衛隊の増強等により、指揮統制、情報収集の基盤である宇宙・サイバー領域の防衛体制を強化することで、迅速な意思決定や安定的な自衛隊の任務遂行を確保するものです。

認知戦については、防衛省は情報を収集し、情報の真偽等を見極め、適切な情報を戦略的、迅速に発信して対応するとともに、関係省庁と連携しながら、政府一体として取り組んでいきます。

次に、防衛副大臣に求める任務、役割分担の基本的な考え方についてお尋ねがありました。

防衛副大臣は、防衛大臣不在の場合、その職務を代行する任務を担っており、約二十四万人の自衛隊員を抱える組織をしっかりと管理運営し、危機管理に万全な体制を取るという点において、重要な役割が求められます。

また、具体的な役割分担については、着任の際に、本人の専門分野や経歴などを考慮しつつ私が決定することとなりますが、基本的な考え方としては、省全体として総力を挙げて対応する必要がある危機管理対応等の業務や全体を俯瞰しながら対応することが望ましい防衛協力等の業務については両副大臣が共通して担当することとし、その他は部局ごとに分担を割り振ることを想定しております。

次に、今回の組織改編と南西地域における防衛体制の関係についてお尋ねがありました。

戦後最も厳しく複雑な安全保障環境の中、第一五旅団の師団への改編は、普通科連隊の増強等により即応態勢を高め、南西地域の防衛体制を一層強化し、抑止力、対処力を向上させるものです。

尖閣諸島を含む我が国の防衛に万全を期し、自国を守り、自由で開かれた地域の平和と安定に貢献できる防衛力の整備に全力を尽くしてまいります。

次に、自衛官の処遇改善についてお尋ねがありました。

人口減少は避けることのできない厳しい現実です。このため、自衛官の給与体系の独自改定などの処遇改善、各基地等の女性区画の整備、令和十年からの自衛官の定年の引上げといった取組を通じて現員を確保し、自衛隊員一人一人の能力を最大限に引き出すための取組を強力に推進します。

さらに、徹底した無人化、省人化を推進し、防衛省・自衛隊の変革につなげてまいります。

次に、宇宙領域における防衛能力強化と日米協力についてお尋ねがありました。

宇宙空間は、指揮統制、情報収集のみならず、国民生活を支える基盤そのものであり、宇宙領域における防衛能力を着実に強化してきました。今般の航空宇宙自衛隊への進化は、抑止力、対処力の強化に大きく貢献するものです。

同時に、日米間の連携も不可欠であり、この調整等を行う宇宙支援隊を設けます。日本の優れた技術を生かしながら、我が国自身の能力を強化するとともに、アメリカ軍との連携を強化してまいります。

次に、海底インフラ、海底資源開発における監視体制の構築と緊急の事態における対処要領についてお尋ねがありました。

海底ケーブルや海洋調査の安全確保は重要です。政府全体で、通信事業者と連携し、様々な施策を実施しています。

防衛省でも、警戒監視活動で得られた情報を海上保安庁等と共有するなど、関係省庁と緊密に連携しています。

緊急の事態には、その推移に応じ、自衛隊に各種の行動を命ずることにより必要な措置を講じます。

引き続き、関係省庁と連携の上、対応に万全を期してまいります。

ありがとうございました。(拍手)

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