自由民主党の井上義行でございます。
お三方の参考人の皆様、是非、質問をいたしますので、本当に皆さんの貴重な意見をいただきたいというふうに思います。
令和の米騒動においては、非常に価格の急騰とか、あるいは品薄感ということで非常に広がって、国民生活に大きな影響が生じました。検証の中で、多様化する流通実態を十分に把握できなかったこと、そして政策の、今参考人も申し上げた政府備蓄のこの放出に当たって、手続や流通に時間を要して、結果として機動的な対応に課題があったということだと思います。
こうした反省を踏まえて、今回の食糧法改正案については、流通実態の把握強化、民間備蓄制度の創設、さらには需要に応じた生産の明記など、需要、供給の安定化を図る一連の措置が盛り込まれております。政府としても、こうした取組を通じて、結果として価格の安定化を図るという方向性を示しているというふうに思っております。
今回の食糧法改正においては、需要に応じた生産を基本とし、生産者が主体的に経営判断を行う方向性が明確に打ち出されております。その前提として、国が需給見通しを作成し、生産者に情報提供を行うことが極めて重要になると認識しております。
一方で、現行の需給見通しは、作付面積と平年単収、さらには在庫数量などに基づく推計なんですね。どうしても一定のタイムラグや不確実性が存在することは否めません。また、今、気象変動など激甚化や需要構造の変化が進む中で、よりリアルタイムに近い形の需給把握が求められるというふうに考えております。
そこで、参考人にお伺いをしたいと思います。
私は、需要に応じた生産を真に実効あるものにするためには、生産、需要双方の情報の精度を不断に高めていく必要があるというふうに思います。不可欠だと思います。その具体的な方向性について、どのようなお考えでしょうか。
例えば、私は、気象データや生育状況、これをAIや衛星画像の解析等により把握して収量予測の高度化などを図ることや、流通在庫情報を可視化し、株価のチャートのように需給動向をリアルタイムに把握できる仕組みの構築などが考えられます。
こうしたデータを、活用の可能性と課題、そしてさらに制度として整備する点について、現場の実態を踏まえた、皆様方、参考人に、西川先生、長谷川先生、武本先生の順にお答えを願いたいと思います。
6藤藤木眞也(自民)
ありがとうございました。
次に、武本参考人、お願いいたします。武本参考人。
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7武武本俊彦新潟食料農業大学名誉教授
お手元に私のコメントの要旨が行っているかと思います。これに沿って、十五分間という時間でございますので、簡潔に説明していきたいと思います。
二ページ目は、食料システムについてのこれは私の考え方を述べたところでございますので、ちょっと時間があれば触れたいと思います。
三ページ目に入っていただきたいと思いますが、今回の食糧法改正案に対するコメント、主なコメントとしては三点あります。三ページ目は、生産調整関係規定の削除に関する部分であります。四ページ目が、一つは民間備蓄の関係、三番目が目的規定などにおける需給及び価格の安定の改正について、この三点に絞って考え…
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8藤藤木眞也(自民)
ありがとうございました。
以上で参考人の御意見の陳述は終わりました。
これより参考人に対する質疑を行います。
なお、質疑及び答弁は着席のままで結構でございます。
質疑のある方は順次御発言願います。
この発言のページ
- (上の発言)
9井井上義行(自民)
自由民主党の井上義行でございます。
お三方の参考人の皆様、是非、質問をいたしますので、本当に皆さんの貴重な意見をいただきたいというふうに思います。
令和の米騒動においては、非常に価格の急騰とか、あるいは品薄感ということで非常に広がって、国民生活に大きな影響が生じました。検証の中で、多様化する流通実態を十分に把握できなかったこと、そして政策の、今参考人も申し上げた政府備蓄のこの放出に当たって、手続や流通に時間を要して、結果として機動的な対応に課題があったということだと思います。
こうした反省を踏まえて、今回の食糧法改正案については、流通実態の把握強化、民間備蓄制度の創設、さらには需要に応じた生産の明記など、需要、供給の安定化を図る一連の措置が盛り込まれております。政府としても、こうした取組を通じて、結果として価格の安定化を図るという方向性を示しているというふうに思っております。
今回の食糧法改正においては、需要に応じた生産を基本とし、生産者が主体的に経営判断を行う方向性が明確に打ち出されております。その前提として、国が需給見通しを作成し、生産者に情報提供を行うことが極めて重要になると認識しております。
一方で、現行の需給見通しは、作付面積と平年単収、さらには在庫数量などに基づく推計なんですね。どうしても一定のタイムラグや不確実性が存在することは否めません。また、今、気象変動など激甚化や需要構造の変化が進む中で、よりリアルタイムに近い形の需給把握が求められるというふうに考えております。
そこで、参考人にお伺いをしたいと思います。
私は、需要に応じた生産を真に実効あるものにするためには、生産、需要双方の情報の精度を不断に高めていく必要があるというふうに思います。不可欠だと思います。その具体的な方向性について、どのようなお考えでしょうか。
例えば、私は、気象データや生育状況、これをAIや衛星画像の解析等により把握して収量予測の高度化などを図ることや、流通在庫情報を可視化し、株価のチャートのように需給動向をリアルタイムに把握できる仕組みの構築などが考えられます。
こうしたデータを、活用の可能性と課題、そしてさらに制度として整備する点について、現場の実態を踏まえた、皆様方、参考人に、西川先生、長谷川先生、武本先生の順にお答えを願いたいと思います。
10西西川邦夫日本大学法学部教授
御質問、大変ありがとうございました。では、私の方からまず御質問に回答させていただきたいと思います。
まず、井上議員が御提案された例につきましてはいずれも重要であるというふうに私も認識をいたしております。この見通しの精度向上に向けてできることは全てするべきであるというふうに、試みるべきであるというふうに私も考えているところでございます。
その上で、二点ほど申し上げたいと思います。
まず一点目に、やはりその政府統計の信頼性をより高めていくためには、例えば統計部門の職員を拡充していく等の統計部門の拡充という点がやはり重要になってくるかなと思っております。…
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11長長谷川敏郎農民運動全国連合会会長
井上先生、質問ありがとうございます。
私も、お米の需要並びに供給について正確に把握するためにどうすればいいかというのをAIに聞いてみました。残念ながら無理ですということで。
問題は、私の今日手元に資料をお渡ししています、二ページ、三ページの図ですけれども、政府の需要見通しに応じて農家が生産を減産しても、表紙からいうと三ページですけれども、二〇一三年から二五年までにこれだけのぶれが出るわけです。
そしてまた、幾らその生産状況を人工衛星その他を使って精緻にデータを作っても、問題は、田植して以降には生産が急に増えたりはしません。去年のように、田植が終わっ…
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12武武本俊彦新潟食料農業大学名誉教授
お二人の参考人の御意見に基本的には異存、異論を差し挟むつもりはありません。
強いて申し上げれば二点あるというか、データの正確性はもちろん必要なんですけど、多分、どこまで行ったって限界があって、確率論的に言えば七割か八割ぐらいのデータしか集まらないと思うわけです、一〇〇%のデータの収集はできないだろうと。
となると、問題は、その集められたデータからどういうふうな関係性があるか、つまり、相関関係ではなくて、求められるのは因果関係なので、因果関係を正確に推計できるかどうかという、そのかなり高度な技術を持った人材を政府が抱えられるかどうか。それ、民間に委ねれ…
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