松尾智樹防衛省防衛政策局次長

2026年5月26日・第221回国会 参議院 内閣委員会 第10号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 149 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 257 発言)

我が国周辺の安全保障環境が厳しさと不確実性を増しており、こうした状況に適切に対応するためにも、防衛省としましても、カウンターインテリジェンスを含む情報機能の強化は必要不可欠だと考えております。このため、防衛省におきましては、スタンドオフ防衛能力の実効性確保のため、画像情報を収集する衛星コンステレーションの構築や、SNSを通じたフェイクニュースや世論操作などにより自らに都合のいい社会状況をつくり上げることを目的とした情報戦への対応に係る機能の充実など、情報収集、分析などに関する能力強化に取り組んでいるところでございます。

こうした情報収集、分析等に従事する人材の確保、育成も極めて重要であると防衛省としても考えており、専門性を持った職員の採用、育成に加え、情報要員が長期にわたってキャリアを形成できるような人事体制の構築にも努めているところでございます。

一方、コンプライアンスについても重要な課題だと認識をしておりまして、平成二十八年二月二日の仙台高裁判決において、自衛隊情報保全隊の情報収集活動について、プライバシー侵害とする判断が示されたところでございます。防衛省におきましては、この判決を重く受け止め、個人情報等の適切な取扱い等のコンプライアンスの確保を図るため、関係法令の教育内容の充実を図るとともに、部隊における教育、指導を徹底しているところでございます。

防衛省におきましては、現在、防衛力の変革に向けた議論をしているところでございますが、こうした検討におきまして、情報機能につきましても、我が国自身の情報収集、分析、保全の能力の強化や同盟国、同志国との協力強化のために何ができるのか、また、そのために必要な適切な体制、方法などについてもしっかりと検討をしていく考えでございます。

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