湯本博信総務省総合通信基盤局長

2026年5月21日・第221回国会 参議院 総務委員会 第9号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 38 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 132 発言)

お答え申し上げます。

通常個人で利用することが想定されない回線数の契約につきましては、詐欺等に悪用されるおそれが高いことから、現在、主要な事業者におきましては契約回線数の上限を設けるなどの対策を自主的に講じているものと承知しております。

こうした対策が一定の成果を上げている一方で、自主的な対策を行っていない事業者や、その取組が不十分な事業者も存在しているところでございまして、こうした事業者を標的として、個人による多回線契約により提供された回線が不正に転売された事例も発生しているところでございます。また、契約回線数の上限や、どのような場合に一定数以上の回線を契約することの正当な理由を認めるかが事業者によって異なり、利用者にとって分かりにくいなどの課題も生じているところでございます。

このような状況を踏まえまして、本法案は、契約回線数の上限について統一的な基準を示し、事業者がその上限を超える回線数の契約申込みを拒否できることを明確化することで、事業者の対策の一層の促進と利用者にとって分かりやすい運用を図るものでございます。本法案をお認めいただいた後、契約回線数の上限につきましては省令において定める予定ですが、その解釈につきましては、必要に応じ、QアンドAなどで明確化してまいります。

その上で、委員の御指摘があったとおり、省令などの検討に当たっては、不正利用の防止と利便性確保のバランスを取る必要があると考えているところでございます。例えば、サービスの種類や利用用途などに応じて回線数を定めることにより、家族の回線をまとめて契約する場合など正当な理由に対する不当な拒否が生じることがないように、丁寧に規定を検討してまいります。

前後のやりとり

34の発言を見る

42の発言を見る