三橋一彦デジタル庁審議官

2026年4月2日・第221回国会 参議院 総務委員会 第5号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 23 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 123 発言)

お答えいたします。

自治体情報システムの標準化、ガバメントクラウドへの移行後の運用経費の増加につきまして、多くの自治体から御懸念や財政支援を求める声をいただいてきたところでございます。

移行後の運用経費が増加する主な要因でございますけれども、まず、デジタル人材の逼迫や賃上げに伴います人件費の増加、物価高等の外的な要因に加えまして、機能やセキュリティーの高度化とともに、システムがクラウド環境に最適化できていないこと、また、ガバメントクラウドに移行するシステムと移行しないシステムによる基盤の重複、ネットワーク運用管理費用の発生などの構造的な要因などもあると分析をしておりますけれども、その実態は各自治体において様々でございまして、各自治体における十分な精査も必要だというふうに考えております。

デジタル庁では、この問題に対しまして、昨年六月に策定いたしました運用経費の増加に係ります総合的な対策に基づきまして、運用経費の抑制、適正化に向けて取り組んできております。具体的には、当面の対策として、各自治体が行います見積精査への支援の強化を行いますとともに、クラウド利用料等の更なる各種割引等の交渉などを行っております。さらに、システム運用管理の省力化、自動化の推進など、構造的な要因などに対する対策を進めているところでございます。

その上で、各種施策を講じてもなお一時的に増加すると認められる経費、運用経費につきましては、国と地方が協力して計画的に抑制、適正化するための国庫補助事業として、令和七年度補正予算におきまして地方公共団体情報システム運用最適化支援事業費補助金を創設したところでございます。あわせまして、人件費、物価の増加等の外的な要因などによります恒常的な経費の増加分につきましては令和八年度の普通交付税で措置を講じることとされているところでございます。これらの措置によりまして、令和八年度の移行後の運用経費の増加分に対しまして国におきまして必要な財政措置を講じております。

引き続き、自治体と協力して移行後のシステム運用の最適化に取り組んでまいります。

前後のやりとり

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