ありがとうございます。
続きまして、個人向け国債の魅力の向上として、本日、具体的に一つ提案をさせていただければと考えております。個人が買える個人向けの物価連動国債です。まず、現行のラインナップの弱点を申し上げます。
基幹商品の変動十年は、適用利率が基準金利の六六%です。例えば、三%のインフレが続く世界では、現状の個人向け国債変動十年の利率は一・八%でありますので、実質マイナス一・二%です。つまり、インフレが続く世界では、現行の個人向け国債は預金負けを解消できないリスクがあると思います。物価が金利より早く上がる世界への備えが商品ラインナップから欠けていると思います。
米国はどうしているか。御存じのとおり、米国にはTIPSという物価連動国債があります。元本が消費者物価に連動して増える市場性の国債で、機関投資家と個人が同じ商品を買い、個人は財務省の窓口から最低百ドルで直接購入できます。
さらに加えて、米国では、個人専用の物価連動貯蓄国債、市場で売買されず、元本が減らず、購入上限のあるIボンドを持っており、二〇二一年からの高インフレ局面では約二年間で千五百三十億ドルもの個人資金が殺到しました。家計を物価から守る商品を市場型と貯蓄型の二本立てで用意しているのです。
我が国にも物価連動国債は存在し、二〇一五年から個人も保有可能です。しかし、小口の販路がなく、事実上機関投資家専用です。米国でいえば、TIPSがあるが、一般個人が買えない状況です。
そこで、御提案です。
個人向け国債のラインナップに物価連動型を加えていただきたい。日本版のIボンドです。設計としては、三点。デフレ時には元本を保証するフロアを付ける。二番目に、一人当たりの購入上限を設け、財政コストを管理し、富裕層優遇との批判を避ける。三に、インフレ率プラス何%という国民に分かりやすい形にする。物価がどれだけ上がっても蓄えの購買力がそれに必ず上回る、見えないインフレ税へのこれが最も直接的な答えだと考えます。
折しも、市場の期待インフレ率は、物価連動債導入以降、過去最高水準にあり、発行体たる国にとっても物価連動債を供給する合理性が高い局面です。片山大臣、個人向け物価連動国債、日本版Iボンドの新設を骨太の言う魅力向上の具体策として検討の選択肢に入れていただくことはできないでしょうか。
〔委員長退席、理事船橋利実君着席〕
56
片山さつき(自民)財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融)
まあまだその段階に至っていないということになるんだと思いますが、先ほど申し上げましたように、個人保有とか国債の商品の魅力の向上ということはもうこれは固まっておるわけですが、まさにその今ある商品だけでは今ある状況の売れ方なわけですから、商品の魅力向上に向けて作業を加速しているわけですよね。ということは、これは、今まではない商品が出てくるということなので、それを前提にしないとあんまり意味がない議論かなというふうに思います。
というのは、確かに今我が国では国債全体の中で購入者として個人の比率が低いんで、ほかはもっと高いんです、そういう議論もしていただいている…
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57原原田秀一(国民)
ありがとうございます。
私も国債が一〇〇%の投資信託あるのは存じ上げているんですけれども、なかなか、高齢者の方とか国債の御検討されるって、若者よりは多いと思うんですが、そういった方だとなかなか、投資信託というふうになるとまたハードルがあって分かりにくいというふうに思いますので、やはり直接国債がNISAに含まれた方がいいんではないのかというふうに思っております。
続きまして、次の質問に行かせていただきます。通告二の質問です。
先日公表されました骨太方針原案には、日銀が国債の購入量を減らす中、個人向け国債の魅力向上と明記されました。先ほど片山大臣が言わ…
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片山さつき(自民)財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融)
委員御指摘のように、かつてはそういう債券発行銀行という定義がございまして、かなりそういったものも売れておりましたし、過去にはその中期国債ファンドが非常に売れた時期もありましたし、国債自身の売上げというのもある程度波がございまして、長らくやはりゼロ金利、マイナス金利と続いて、金利のない世界がある程度ノーマルになってしまったその後に、金利のある世界に、そしてインフレの当然ある世界に転換してもう三年というか、三年というのか三年半というのかよく分かりませんが、そういう状況になったところで、そろそろそういったものに対応していかなければならないという認識を強く持って…
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- (上の発言)
59原原田秀一(国民)
ありがとうございます。
続きまして、個人向け国債の魅力の向上として、本日、具体的に一つ提案をさせていただければと考えております。個人が買える個人向けの物価連動国債です。まず、現行のラインナップの弱点を申し上げます。
基幹商品の変動十年は、適用利率が基準金利の六六%です。例えば、三%のインフレが続く世界では、現状の個人向け国債変動十年の利率は一・八%でありますので、実質マイナス一・二%です。つまり、インフレが続く世界では、現行の個人向け国債は預金負けを解消できないリスクがあると思います。物価が金利より早く上がる世界への備えが商品ラインナップから欠けていると思います。
米国はどうしているか。御存じのとおり、米国にはTIPSという物価連動国債があります。元本が消費者物価に連動して増える市場性の国債で、機関投資家と個人が同じ商品を買い、個人は財務省の窓口から最低百ドルで直接購入できます。
さらに加えて、米国では、個人専用の物価連動貯蓄国債、市場で売買されず、元本が減らず、購入上限のあるIボンドを持っており、二〇二一年からの高インフレ局面では約二年間で千五百三十億ドルもの個人資金が殺到しました。家計を物価から守る商品を市場型と貯蓄型の二本立てで用意しているのです。
我が国にも物価連動国債は存在し、二〇一五年から個人も保有可能です。しかし、小口の販路がなく、事実上機関投資家専用です。米国でいえば、TIPSがあるが、一般個人が買えない状況です。
そこで、御提案です。
個人向け国債のラインナップに物価連動型を加えていただきたい。日本版のIボンドです。設計としては、三点。デフレ時には元本を保証するフロアを付ける。二番目に、一人当たりの購入上限を設け、財政コストを管理し、富裕層優遇との批判を避ける。三に、インフレ率プラス何%という国民に分かりやすい形にする。物価がどれだけ上がっても蓄えの購買力がそれに必ず上回る、見えないインフレ税へのこれが最も直接的な答えだと考えます。
折しも、市場の期待インフレ率は、物価連動債導入以降、過去最高水準にあり、発行体たる国にとっても物価連動債を供給する合理性が高い局面です。片山大臣、個人向け物価連動国債、日本版Iボンドの新設を骨太の言う魅力向上の具体策として検討の選択肢に入れていただくことはできないでしょうか。
〔委員長退席、理事船橋利実君着席〕
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片山さつき(自民)財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融)
今申し上げましたように、その諮問会議でも、今や金利のある世界になり、もちろんその証券市場の方も非常に活況を呈しておりますし、そういった意味で、家計の安定的な資産形成を促す観点から、魅力のあるような個人向け国債をおつくりいただきたいという御指示でございますから、委員が今おっしゃったような面も含めて、例えば令和七年度で見ますと、個人向け国債の発行額は、これは上昇基調にあるんですよ。いい方向に行っているんですが、まず、固定の三年が一兆円、固定の五年が約、約ですね、三兆円、変動の十年は、まあさっきおっしゃったような点もあるんでしょうが、約二兆円でございまして。
…
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61原原田秀一(国民)
ありがとうございます。
続きまして、導入の時期、ちょっと気の早い話ではありますが、についての御質問です。
実施には二つの車輪が要ります。税制と商品であります。税制、すなわちNISAの対象化をするには、急ぐべく、早くやるタイミングとしては、令和九年度の税制改正大綱、年末となります。商品、すなわち個人向けのラインナップの拡充というのは、こちら令和九年度の国債発行計画、こちらも同じく年末となります。
大臣が早急に具体化とおっしゃられ、与党との調整も始まったという報道を拝見しております。条件はそろってきていると思っております。
そこで、大臣にお伺いします…
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片山さつき(自民)財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融)
一般論として、政府・与党の、我々の今までのお仕事の流れとして、これは党税調の方でお話をされるべきことでございます。それは、自民党、維新の会、両方でございます。もちろんポジティブな意見も出ておりますが、いろんな今までも検討の経緯があったものですが、留意点があちこち出ておりますので、これがいつまでに話がまとまるかについては、私の方で予断を持って申し上げることは普通は差し控えるべきと思っております。
他方、その商品の魅力化ですね、要するに国民の皆様に喜んで投資していただけるようなものが具体的に出てくるという意味では、これは急げというふうに諮問会議からも言われ…
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