中村康治日本銀行理事

2026年7月14日・第221回国会 参議院 財政金融委員会 第12号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 88 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 184 発言)

お答えいたします。

金融政策の運営に当たりましては、物価安定の目標を持続的、安定的に実現することが重要だというふうに考えております。こうした観点から、日本銀行では一時的な要因を除いた基調的な物価上昇率の動きを重視をしております。

この基調的な物価上昇率につきましては、これを捉える単一の指標は存在しないことでありますので、各種の物価指標や経済、物価に関する様々な情報を丁寧に見た上で総合的に判断していく必要があると考えております。このため、特定の指標を特に重視して説明することは必ずしも適当ではないというふうに考えております。

なお、こうした基調的な物価上昇率の動きに加えまして、委員御指摘のとおり、国民の生活実感を把握することは、家計の支出活動や、それが経済、物価に与える影響を見通す上でも重要だというふうに考えております。そうした観点からは、人々が日々直面する物価により近い指標に着目することも大事だというふうに考えております。

日本銀行といたしましては、今後とも、物価に関する幅広いデータや情報を目的に応じてきめ細かく点検していくとともに、情報発信に工夫の余地がないか不断に検討してまいりたいというふうに思っております。

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