小塩隆士一橋大学社会科学高等研究院特任教授

2026年5月20日・第221回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第4号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 89 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 94 発言)

私は、支え手の話を、簡単に言ってしまうと頭数でしかお話をしておりませんでした。でも、先生御指摘のように、支え手一人一人の力を強めるということが重要だと思います。

二つ重要な点があると思います。

一つは、教育投資を高めるということですね。人的資本を強くして、それで一人一人が生産性を高めるというふうなことをやれば、頭数が少なくなってもそれだけ支える力が増えるということです。

もう一つは、先生御指摘のように、特に女性の場合、出産、子育てで中断するような仕組みというのはまずいんじゃないかなというふうに思います。その分析も私は実はやっていまして、これはアメリカで男女差別の研究のその成果もあるんですけれども、キャリアが出産、子育てで中断すると、昇進も悪くなるし、それから賃金も良くないということがアメリカでも起こっているということなんですね。そういうのを考えると、キャリアが途中で中断しても、その後しっかりと活躍できるという場が必要であると思います。

だから、出産、子育てというふうな中断があっても、一人一人支える力があるということが必要だと思うんです。そのためにやっているのは、私は、その点でいうと、こども家庭庁が展開されているような子育て支援というのは、その意味では重要であるというふうに思っています。

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