吉川洋東京大学名誉教授

2026年3月11日・第221回国会 参議院 国民生活・経済に関する調査会 第2号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 60 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 95 発言)

どうもありがとうございました。

一言だけ、私、自分の考えを補足させていただくと、私は、日本の人口減少をほっといてもいい、これは問題ではないとは思っていないんです。日本の人口減少はやはりちょっと一線を越えたと、この少子化は、これは日本という国にとって大きな問題だという、そういう認識なんです。

ただ、それはそれとした上で、経済というドメインで狭い意味での経済的な、括弧を付けろということかもしれませんが、豊かさ、それは一人当たりのGDPに代表されるようなものは、これは人口が減るから駄目だというものじゃなくて、イノベーションによるものなんだという、そういう考え。

それはそれとした上で、今の外国からの移民に関しては、これは私はちょっと先生と考えが違うのかもしれない。私はもちろん、何のルールもなく幾らでも外国から人が入ってきていいという、そういう考えではないですけれども、大きく見ると、私は、日本はやはり、どういうんでしょう、インシュラーというか、国を閉ざし過ぎていると思っています。私たち日本人はもう少し、どういうんでしょう、胸襟を開いて世界のいろんな国の人たちと交わるべきじゃないかと。極端に言えば、この極東の日本列島という島も、我々がたまたま住み着いているわけですけれども、地理的にもいろんなバックグラウンドを持った人たちが住み着いてもおかしくないんじゃないかなと、私自身はそんな考えを持っています。もちろん無制限とかルールなしでというんではないですが、大きく見ればもっと我々は外国の人たちに胸襟を開くべきだという立場です。

ありがとうございました。

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