石井めぐみ (日本維新の会)

2026年7月14日・第221回国会 参議院 国土交通委員会 第13号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 144 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 194 発言)

日本維新の会の石井めぐみです。よろしくお願いいたします。

先日、委員会派遣で、埼玉県八潮市で発生した道路陥没事故現場を視察してまいりました。

まず初めに、事故により亡くなられた方に心から哀悼の意を表しますとともに、御遺族の皆様に謹んでお悔やみを申し上げます。

また、事故対応や復旧作業に昼夜を問わず尽力された関係者の皆様に深く敬意を表します。

今回の事故は、私たちが日々当たり前のように利用している下水道が国民生活や経済活動を支える極めて重要な社会インフラであること、そして、その老朽化対策が待ったなしの課題であることを改めて示したと思います。高度成長期に集中的に整備された下水道施設は、今後一斉に更新時期を迎えます。一方で、人口減少に伴う使用料収入の減少、資材価格や人件費の高騰、さらには自治体の技術職員不足など、現場を取り巻く環境は一層厳しさを増しております。

その中で、今回の改正案では、安全性確保を最優先とした下水道マネジメントの確立や、国による技術的、財政的援助に関する規定が盛り込まれており、その点は評価しております。しかし、申し上げるまでもありませんが、法律を改正するだけでは課題が解決するわけではありません。今回の改正を契機として、事故が起きてから対応する事後保全ではなく、事故を未然に防ぐ予防保全への本格的に転換し、それを支える財政基盤や技術支援、さらにはDXの活用まで含めた着実な取組を進めていくことが重要であると考えます。

そうした観点から、順次質問していきます。

まず、予防保全への転換について伺います。

今回の改正案では、下水道施設の安全性を評価する診断基準の法制化や計画的な改築の実施、収支見直しの作成、公表など、安全性確保を最優先とした下水道マネジメントの強化に向けた措置が盛り込まれております。また、これまでも国土交通省においては、老朽化が進む下水道施設の点検や維持管理、ストックマネジメント計画の策定など、事故防止に向けた様々な取組を進めてこられたのも承知しております。

一方で、八潮市の道路陥没事故は、一たび事故が発生すると、人命に関わるだけでなく、住民生活や地域経済にも甚大な影響を及ぼすことを改めて示しました。だからこそ、今回の法改正を契機として、安全性確保を最優先とする考え方を更に徹底し、事故が起きてから対応する事後保全ではなく、事故を未然に防ぐ予防保全へと本格的に軸足を移していくことが重要であると考えます。私は、今回の法改正は、安全性確保を最優先とする下水道マネジメントへ転換していく大きな節目とすべきだと思っております。

そこで、国土交通省として、本法の改正がどのような意義を持つものと位置付けているのか、また、本法により目指す事後保全から予防保全への転換について、その必要性と実現に向けた考えを金子大臣にお伺いいたします。

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