御質問ありがとうございます。
ちょっと多岐にわたるお話なので、まずちょっと国際的な方から行きますと、先ほど申したように、EUは、上からの統合をかなり進めてしまったために、そこで不協和音が生じて、ブレグジットも生じてしまったわけですね。
他方、東南アジア諸国連合の場合、みんなが一致することをやっているわけですので、ブレグジットに当たるような離脱というものが起こるということもなかなか考えにくい。つい最近は東ティモールも加盟しているので、むしろ増えていくわけですね。六者協議ともちろんレベルは違いますけれども、東アジアにおいても何らかのやはり国際的な枠組み、少なくともダイアログの場合必要だろうと思っておりますし、そこで、例えばEUモデルという上からの統合のようなものではなくて、まさに全会一致といいますか、少なくともお互いが下から納得できるような枠組みを東アジアでつくっていくことができれば、それは、東南アジアの統合、ヨーロッパの統合を見ながら学んでいく一つの日本の在り方あるんじゃないかというふうな抽象的なことは考えてはおります。
それからもう一つ、地方と都市の関係をおっしゃっておりましたが、実はこれは確かにヨーロッパではかなり深刻な問題で、ロンドンやパリやその他大都市圏には富も人も情報も集まるのに、地方はかなり疲弊している。ブレグジットの場合も、ブレグジットを支持した一つの有力な基盤は廃れた地方ということはあったわけですね。
まさにこれは日本においても人ごとではないと思います。御承知のとおり、首都圏の一種の独り勝ち状態が続いており、地方からは、まさに人も、人材も情報も全て首都圏やあるいは大都市圏に集まっていくということがある。その中で、いかに新しく地方と都市の間で公正な関係を確保していくかというのは、これを本気で考えないとナショナルな一体性を保つ国としての体裁が取れなくなるおそれだってあるかなと思っております。
そういった点でいいますと、例えば、私が専門としているオランダは、比較的といいますか、かなり地方分権が進んでいる面もあって、一つの都市に集中するというよりも、多極的な中心を持っている形で繁栄、何といいますか、国としての繁栄を成功させているところがあり、例えば首都から一番、かなり遠い南の方がまだ今経済的な中心になっているみたいなこともありますので、いかに日本においても多極的な中核を設けて、それぞれの地方がそれぞれで繁栄できるような仕組みをつくっておかないと、すごくいびつなことになってしまうだろうと思っております。
いろいろほかに学ぶことはありますが、私としては、取りあえず、まずこの二点をお話しさせていただきます。
23福福士珠美(立憲)
分かりました。ありがとうございました。
これで質問を終わります。
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24
鈴木宗男(自民)
庭田幸恵さん。
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25庭庭田幸恵(国民)
国民民主党・新緑風会の庭田幸恵でございます。
今日は、水島参考人、そして下斗米参考人、貴重なお話をいただきましたこと、ありがとうございました。まずはお礼を申し上げます。
まず、水島参考人のレジュメの中に、冒頭、鏡としてのヨーロッパというふうなコメントが出てまいりました。政党政治の変化もシンクロしているということで、次の二ページ目、ポピュリズムの構図、これまさに、感想になってしまうんですけれども、今、衆議院はさておき、私たちが属しているこの参議院はまさしくこの構図になっているというふうに、シンクロしているというふうに感じた次第でございます。やはり、鏡と…
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- (上の発言)
26水水島治郎千葉大学大学院社会科学研究院教授
御質問ありがとうございます。
ちょっと多岐にわたるお話なので、まずちょっと国際的な方から行きますと、先ほど申したように、EUは、上からの統合をかなり進めてしまったために、そこで不協和音が生じて、ブレグジットも生じてしまったわけですね。
他方、東南アジア諸国連合の場合、みんなが一致することをやっているわけですので、ブレグジットに当たるような離脱というものが起こるということもなかなか考えにくい。つい最近は東ティモールも加盟しているので、むしろ増えていくわけですね。六者協議ともちろんレベルは違いますけれども、東アジアにおいても何らかのやはり国際的な枠組み、少なくともダイアログの場合必要だろうと思っておりますし、そこで、例えばEUモデルという上からの統合のようなものではなくて、まさに全会一致といいますか、少なくともお互いが下から納得できるような枠組みを東アジアでつくっていくことができれば、それは、東南アジアの統合、ヨーロッパの統合を見ながら学んでいく一つの日本の在り方あるんじゃないかというふうな抽象的なことは考えてはおります。
それからもう一つ、地方と都市の関係をおっしゃっておりましたが、実はこれは確かにヨーロッパではかなり深刻な問題で、ロンドンやパリやその他大都市圏には富も人も情報も集まるのに、地方はかなり疲弊している。ブレグジットの場合も、ブレグジットを支持した一つの有力な基盤は廃れた地方ということはあったわけですね。
まさにこれは日本においても人ごとではないと思います。御承知のとおり、首都圏の一種の独り勝ち状態が続いており、地方からは、まさに人も、人材も情報も全て首都圏やあるいは大都市圏に集まっていくということがある。その中で、いかに新しく地方と都市の間で公正な関係を確保していくかというのは、これを本気で考えないとナショナルな一体性を保つ国としての体裁が取れなくなるおそれだってあるかなと思っております。
そういった点でいいますと、例えば、私が専門としているオランダは、比較的といいますか、かなり地方分権が進んでいる面もあって、一つの都市に集中するというよりも、多極的な中心を持っている形で繁栄、何といいますか、国としての繁栄を成功させているところがあり、例えば首都から一番、かなり遠い南の方がまだ今経済的な中心になっているみたいなこともありますので、いかに日本においても多極的な中核を設けて、それぞれの地方がそれぞれで繁栄できるような仕組みをつくっておかないと、すごくいびつなことになってしまうだろうと思っております。
いろいろほかに学ぶことはありますが、私としては、取りあえず、まずこの二点をお話しさせていただきます。
27庭庭田幸恵(国民)
どうもありがとうございました。
では、続きましては、下斗米参考人にお伺いします。
ウクライナ戦争のお話をたくさん聞いたんですけれども、私からちょっと違う観点で、欧州は今、経済を優先する時代から、まさしくこの戦争によるところだと思うんですけれども、安全保障を優先する時代へ急速に転換しているように感じます。その中で、エネルギー、サプライチェーン、食料、軍事、情報、こうした分野で依存し過ぎないことそのものが戦略になりつつあるとも聞きます。一方、日本は資源を輸入している国であり、島国であり、海上輸送や国際秩序の安定に大きく依存をしている国でございます。
そ…
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28下下斗米伸夫神奈川大学特別招聘教授/法政大学名誉教授
庭田議員、どうもありがとうございました。
私の理解では、今、欧州で起きておりますのは、これまでNATOという枠組みでアメリカにかなり依存してきたメカニズムが、突然アメリカの変針、方針が変わったことによってトランプ政権が手を引き始めていますので、自立を迫られているということだろうと理解します。同時に、それまでのロシアとの、旧ソ連との向き合い方についての理解というものが崩れてきた。
これまではやはり、ある意味でドイツのような国が、特に東ドイツがあったこともあって、メルケルさんのような人も含めて、東側のことも研究して知っていたわけですね。したがって、デタン…
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29庭庭田幸恵(国民)
ありがとうございました。
私も、遠い海外の問題としてではなく、しっかりと注視をしていきたいと思います。
ありがとうございました。
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