白川容子 (日本共産党)

2026年7月16日・第221回国会 参議院 厚生労働委員会 第19号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 114 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 151 発言)

日本共産党の白川容子です。

ヒトゲノム編集胚等の取扱い規制法案について質問をいたします。

ゲノム編集技術を人の生殖に用いるということは、科学技術的な課題とともに、人の尊厳の在り方、優生思想や社会的差別につながる可能性、次世代への不可逆的な影響など、倫理的、社会的な課題も指摘をされています。法案は、ゲノム編集胚等の胎内移植を禁止をし、基礎研究などでの取扱いについても法律で規制をしようとするものです。

そこで、基礎研究への受精胚提供について、まず大臣の認識を伺いたいと思います。

ゲノム編集胚を用いた基礎研究は、例えば遺伝性・先天性疾患の病態解明や治療法開発につながる可能性があります。同時に、当事者からは受精胚などの提供について複雑な思いも述べられています。

例えば、二〇一九年九月の専門委員会合同会議で、日本難病・疾病団体協議会の当時の斉藤副代表は、研究目的の提供について、私個人の考えですと断りつつ、こう述べています。

個人的には、やはり積極的に提供しようとは言えません。他の研究法がほとんどない中では、研究に必要であることを理性では理解していますけれども、気持ちの問題としてです。ですが、迷いつつではありますが、受精卵の提供を納得したいと、私個人としては思います。また、他の方たちから聞き取ったものとして、受精卵というのは、心理的な葛藤が強い、そのまま育てると赤ちゃんとなる、既に一つの命なのだという思いも一方ではあったり、いや、そうではないのだ、まだ違うのだという思いが複雑に浮かび上がってくるという声も紹介をしています。

治療法の開発などにつながる可能性のある研究であっても、当事者が受精胚提供への複雑な思いや葛藤を抱えているということについて、大臣はどのような認識を持っておられるでしょうか。ヒト受精胚の位置付けと併せてお答えいただきたいと思います。

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